31回目の韓国 久しぶり2回目の一人でソウル

                          加藤洋男

1月25() 

2010年1月25日から28日まで、昨年10月に続いてソウルに行った。韓国行きは31回目。旅行会社HISの『1万円ポッキリのソウル』と言うキャンペーンにひかれて応募した。結局色々8千円ほどプラスされたが、それにしても安い。今回は一人旅だった。記録を辿ると一人で行ったのは20031月、11回目の韓国行き以来、7年振り2回目である。

 航空会社は、大韓航空。ノースウェストでなくて良かった。ノースは食事もひどいし、ビールも出ない。夜7時半にインチョン空港に着いて1万だけ両替。空港はあまり率が良くなくて、121,500ウォン。翌日市場の両替所は?27千だったのでかなり違う。100ウォンを8掛けで円表記します。航空鉄道でT-moneyカードにチャージして、キンポから地下鉄5号線に乗り換え、鐘路3街・チョンノ3ガで降りて6番出口。30円ほどの料金で、直通バス料金の約半分。

ホリデーインコーリァという、以前モーテルだったのを改装して、若者向けのホテルになった宿に向かった。地図ではかつての定宿、世和荘旅館・セファチャンヨーグァンの側だと思ったが、本当に近かった。セファチャンから20mほど歩いて右に曲がった所にあった。個室もあるが、今回は一人なのでドミトリーと言って2段ベットの4人部屋に泊った。一泊1万7千ウォン、約1350円。3泊分を払う。私は韓国語で電話予約も済ませたが、英語もかなり通じるようだった。

 
    チャメチ

 

 

9時半を過ぎていたので、地下鉄1号線でとなりの駅、鐘路5街・チョンノオーガの8番出口から広蔵市場・カンジャンシジャンにある『ユッケ・チャメチ』と言う店に入った。名前のようにここはユッケ、牛の生肉がメーンの店だが、一人では食べきれないと思い、生レバーとセンマイ半分ずつをお皿に盛ったのをつまみに、マッコリを飲む。1万ウォン、約800円。かなりの量だが美味しいので、時間をかけて完食。10時を過ぎていたが、若者達で大変賑わっていた。11時まで営業。メニューには日本語の表示もしてあった。お店のアジュマに訊いたら結構日本人も来るらしい。


      広蔵市場・カンジャンシジャン入口

 宿に帰ると同宿人が二人居た。一人は全・チョン君という若者。学生ではないが慶州・キョンジュから田舎に入ったところの出身。もう一人はSanjayというニュージーランド人。年齢は50代でフィジー生まれと言うから黒人系だと思う。若い頃は栃木や茨城の高校に派遣されて英語の講師をしていたこともあったということだ。それにしては、日本語、ハングルは全く駄目で英語オンリーだが…。


26日()

 朝は鐘閣・チョンガにある清進屋・チョンジノクという有名なヘジャンクク屋さんに初めて行った。ヘジャンククとは牛の内臓のスープで二日酔いに効くということだ。近所にある里門・イムンソルノンタンには何回か行ったことはあるが、ここは初めて…。480円と言うスープ類としては安くない料金だが、それだけの事はある。内臓がぎっしり入って食べでがあり、おいしい!キムチも美味しかった。また行きたい店だ。この辺は地上げと言うか、ピマッコル・裏通りの古い店が潰されてビルがドンドン建っている。チョンジノクもビルの中の一階に入っている。今回泊った宿の近所の売店も何軒かつぶれてファミリーマートになってしまっている。因みにチョンジノクは24時間営業。食後近所の韓国観光公社で、ソウルベスト100というガイドブックをいただく。

 
             清進屋・チョンジノク     ヘジャンクク

 
     チョンジノク外側          

 
              鐘路・チョンノ街角


   ピマッコル・裏通り


         地上げ

 やはり近所の大きな本屋、教保文庫・キョボムンゴのDVDコーナーで店員さんに「古い韓国の良い映画がありますか?」と訊いたら即、イ・グォンテク監督コレクションと言う5枚組のDVDを紹介してくれた。これで3万ウォンなので一枚480円だから安い。有名な名作、西便制、春香伝、祝祭、太白山脈などが入っていた。

 地下鉄のホームや電車内でもデジタルの映像が格段に増えた。航空鉄道はもちろん、地下鉄1号線でも英語、日本語、中国語のアナウンスが流れる。


    地下鉄・チハチョルホーム

 宿に帰ったらサンジェイさんが部屋にいて、色々お話をして意気投合し、一緒に市内を廻ることにした。カンジャンシジャンの明太子屋さん洪林・ホンリムに行って挨拶。『旅』と言う日本ではかなりメジャーな雑誌の6月号に載っていた女将さんの写真カラーコピーを2枚差し上げた。その後屋台で昼から、チョッパルとスンデをつまみにマッコリを飲む。サンジェイさんは、あまりお酒は得意ではないようだった。

 
    屋台、チョッパル、スンデ          タプコル公園

登山具屋さんにも挨拶をして、それから明洞・ミョンドンのいつものビエンナ眼鏡で遠近両用眼鏡を誂える。この店は昨年近くに拡張移転してちょっと探すのに苦労した。12千円ほどなので、日本で作るよりやはり大分安い。カミさんの実家のある葛飾の立石に住んでいたことがあるという店長さんは留守だった。遠近は作るのに時間がかかるので送料無料で日本まで送ってくれると言うことだった。眼鏡は日本に帰って1週間で届いた。旅館に帰る前に、タプコル公園にサンジェイさんが行ったことがないと言うので案内する。

 
      馬山鮟鱇煮付け・マサンアグチム  同宿人、サンジェイ氏


 夕食は以前も食べた近所の馬山・マサンアグチムで鮟鱇の煮付けを食べる。おいしいが、一番少ないサイズでも二人で食べきれず、包んでもらって帰り、宿で全・チョン君にご馳走した。

27()

 朝は昨年10月にも行ったアジュマが一人でやっているハンデクク・干し鱈の雑炊屋さんに行く。以前通い続けて、潰れてしまった店の近所にある店で2000ウォン160円。昨年食べたときより干し鱈の量も多く、美味しい。お客さんも増えていた。

 地下鉄1号線、ソウル駅で4号線に乗り換え、三角地・サンガクチで降り『戦争記念館』を無料見学。普段でも240円の安さ。ここも始めて見学するところで、朝鮮戦争(韓国戦争)のことしか展示してないと思っていたが、予想に反して、見ごたえのある展示物だった。朝9時過ぎに入って見終わったのは午後1時過ぎ。休憩を兼ねて映画やビデオも多数観覧できる。野外の展示も充実している。また行ってみたい。

 











 古代の戦争から、日本の豊臣秀吉の侵略、韓国併合の歴史、朝鮮戦争はもちろんベトナム、中近東への海外派兵まで、韓国の戦争に関することは何でも展示してある。ただ、主催は韓国国軍なので、仕方がないかもしれないがベトナム戦争の韓国軍派兵まで肯定的に説明してあったのは絶対納得できなかった。ベトナムがいわゆる共産主義者のベトコンだけなら、今の統一ベトナムをどう説明すればよいのか??アメリカの理不尽な侵略とそれに追随した韓国などの派兵と敗北撤退をどう説明すればよいのか?後味の悪い思いが強い。記念館の目の前には韓国国防部がある。記念館入口案内では240円で日本語解説の器械・レシーバーが借りられる。

 午後1時を過ぎていたので、近所の粉食店・プンシクジョムで肉・コギ蒸しマンドウを食べる。160円、安い。餃子のことをマンドゥと言うがここのは、餃子よりもお饅頭に近い形と味だった。キムチの代わりに、やはり酸っぱい沢庵が付く。親子連れが5人で入って来たり、結構はやっていた。迷彩服を着た娘さん・アガシ兵隊が二人入ってきた。女性は徴兵の対象ではないので志願の兵隊だろうが、二十歳過ぎだろうか?チョンマル・本当にメチャ可愛い兵隊さんだった。写真を撮りたい位だった。色気も充分あって鏡を見て入念にお化粧をし直したりしていた。

  

 その後、仁寺洞・インサドンに行き、お客がたくさんいる店で、お土産の唐辛子のストラップ10800円。20個買ったら3個おまけしてくれた。このストラップは以前カミさんが山梨の観光地で、350円で買ってきて、気に入ったのでお土産にしようと思った。唐辛子の束には子孫繁栄の願いが込められているそうだ。その後サムジーキルと言う工芸品店などを見物して宿に帰り休憩。サンジェイさんが宿を移るということだった。宿ではパソコンが使えるので彼は終日パソコンに向かっている。仕事を探していると聞いたが実態はよくわからない。千葉に帰ったら彼からメールが入っていた。ニュージーランドに住んでいるのなら、もし行ったときに世話になるかもしれない。
 
  
               仁寺洞・インサドン サムジーキル

宿に帰る途中、鐘路・チョンノのマグドナルドで400ウォン35のソフトクリームを食べて休憩する。日本でも時々100円ソフトがあるが35円のは無い。

 5時過ぎ、宿を出ようとしたら雪が降ってきた。歩いて市場まで行く途中、清渓川・チョンゲチョンの川岸に結構氷が張っていた。やはり温度は低い。

  
  
     今回の宿、ホリデーインコーリア 雪
 


       チョンノ裏通り
 左・韓国服店   右・ソウルククアクサ・ソウル国楽社(民俗楽器店)

 
                 チョンゲチョン

最初の晩入った市場のユッケ・チャメチでユッケ丼、400円を食べる。野菜も多くユッケの量も私にはちょうどよい。夕方はおじさん達でかなり盛り上がっていた。その後、また洪林・ホンリムへ行って、明太子、家庭用500gとチャンジャ500gを2個ずつと干し鱈を一抱え買った。ご主人の高校時代の親友が訪ねてきたので、皆で写真を撮った。



 



 その後、登山具屋さんで買い付け。今回マウンテンストックも買おうと思ったが、ペアでは揃っていなかったので諦めて、中国製の電池用LEDランタンを買う。地下鉄に乗ったがお土産を忘れたことに気づき、お店に戻って、ついでに店長の李・イさんと店員さんで写真を撮った。他の店も見て廻ろうと思ったが、雪が雨に変わって強めに降ってきたのでその後、宿までタクシーに乗って帰った。

  
     登山具屋さん 中央、李・イ店長

少し休憩して、傘をさして地下鉄2号線に乗り、『地球の歩き方ソウル』で特集をしていた新村・シンチョンのトゥッタクというマッコリの店に行く。ここは場所柄、若者オンリーの店でカップルやグループでかなりにぎやかと言うか、うるさかった。お酒は人間文化財作成のマッコリと言うことで確かに美味しかったし、つまみも、ししゃもの焼いたのが結構な量で出てきて美味しかったが、早々に引き上げた。

 
            新村・シンチョン トゥッタク

その後旅館に帰って、近所に『ク・国楽、チャングム』と言う面白そうな店に入る。要するに民俗音楽をライブ演奏する店だった。この日は50代だろうか民謡の先生が出演してアリランを歌ってくれた。パンソリの発声というか非常に素晴らしい演奏で感激した。ただし料金はビール小瓶3本と乾き物のスルメで5千円近く、かなり高い。韓服を着せてくれて、太鼓も叩いて少し国楽体験もさせてくれた。ポラロイドで写真も撮ってくれた。次回行くときは、まだやっているかわからないが、結構面白いお店だった。

 


 


 

28()

 携帯のアラームを6時にセットして起床し、空港に向かう。正味ソウル32日は、あっという間だった。犬の肉はやはり本能的に後回しになったし、屋台で蚕のさなぎがあったが、やはりどうしても匂いが食べる気にならない。今回予定していた良味屋・ヤンミオクと言うホルモン屋さんも行けなかったし、近所のユジン食堂で、エイの発酵したのも食べる機会が無かった。

 それにしても、マッコリ4合とソジュ・焼酎、2合の安さにはびっくりする。いずれもスーパーで買うと、1200ウォンだから100円しない。居酒屋や食堂で飲んでも250円もしない。ビール中瓶も同じくらいの値段。日本が高すぎるのか??

 5月の連休明けには、済州島、ハルラ山登山は10人以上のメンバーで行く予定だ。ソウルはまた秋にでも行きたい。

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