2回目の済州島・ハルラ山 32回目の韓国

                                      加藤 洋男

 2010年5月11日から14日まで昨年7月に引き続いて韓国済州島に行き、ハルラ山に登った。今回は総勢16名の大所帯。平均年齢が66歳だったが皆さん大変お元気で、天気にも毎日恵まれて快適な旅行、登山となった

 16名の山行、観光は4年前の千葉労山での雪嶽山・ソラク山行、29名以来の大所帯で、正直、心身ともに疲れたが、事故も無く、皆さん喜んで下さってほっとしている。登山日からカメラが見当たらず、紛失したと思ったが、帰ったらザックの底のほうにあった。でも、もしカメラがあっても写真を撮る余裕は無かったと自分を慰めている。詳しいメモを取る余裕も無かったので、大体の行動日程を大雑把に記録する事にする。

(そういうことで、写真は提供者名をイニシャルで表示、無表示は私の写真。特にYさんには155枚の写真を提供していただき大変感謝します・テーダニ、カムサハニダ 印刷旅行記は地名、人名をハングルでも表示できたが、HPにすると何故か表記できない。どなたかやり方を教えてください。)

 

5月11()

 予定通り、済州空港に到着。25人乗りの、小型バスの運転手さんはキリンモテルの息子さんの金さんに訊いた運転手さんと予定が変わり、少し戸惑った。白光石・ ぺククァンソク さんという方だった。44歳、結婚していて小さい子供がいる。アジュマドゥル・おば様達は結構イケメン運転手さんなのでバスの前でペクさんと写真を撮っていた。KATO HIROO御一行様というステッカを持ってきて、バスの窓に貼ってくれて、かなり照れくさかった。レンタカー会社の名前は未来観光・ミレカングァンというなかなか良い会社名だった。金さんが調べて一番安い会社を手配してくれた。
 4日間、全行程でガソリン代込み、55
ウォン、約45千円、16人で割ると一人2,800円という信じられない値段になる。昼食代はこちらでご馳走して、心付けも色々考えたが、ペクさんの方から、「運転手には一日、5ウォンの手当てを渡すことになっています。」ということで4日間プラス20ウォンで75ウォン61,500円。それにしても一人4千円掛からないのだから安い


 両替は新済州市のグランドホテル前の両替所という金さんの話だったが、何軒か両替所があり少し迷った。電話で場所を訊いてナイキの店の側という事で向かったら、お姉さんが迎えに出てくれた。クレド両替所という所で両替。100円が1200ウォン、1000ウォン82円で計算する。飛行場や、その辺の両替所の中では一番レートが良かった。

  
    ユリネ食堂 Y

 
     メニュー、左               メニュー、右 (日本語もあり)

 
      壁にサインがぎっしり          運転手、ペクさん

 初めはまず旅館に行って部屋割りをする予定だったが、結構戻ることになるのでまず食事と、旅館に行かずに観光をすることにした。昼食はガイドブックにも載っていた済州島郷土料理のユリネ食堂。あわび粥、トッペギ(済州島の海鮮一人鍋)、ペク運転手さんはムルフェ(水刺身)いずれも13000ウォン、千円ちょっと、マシッソ、美味しい私の鍋にはトコブシが5個も入っていた。 メニューは、ほとんどの店で日本語も併記されていて選びやすかった。ガイドブックによるとユリネ食堂は、かなり有名な店で韓国全土から食べにくるということだった。壁にはぎっしり、有名人などのサインが貼ってあり、日本名もちらほらあった。


    済州島名物・一人用海鮮鍋・トッペギ

 
        水刺身・ムルフェ           あわび粥



       山房山・サンバンサン


 
      千体佛                    奇岩

 
                              Y


                 Y

 その後島内西部観光、まず山房窟寺・サンバンクルサ に向かった。山房山という山の中腹に建っているお寺で、30分ほど登った一番奥に仏像が飾られ、例の五体投地でお祈りをする人がいる。洞窟の天井から滴り落ちる水が飲めるようになっている

 次にハンリム公園の奥にある、神秘の鍾乳洞、狭才窟・ヒョプジェグル見学。ここは公園全体を観覧する仕組みになっていて、見学料も600円ほどで、韓国にしては良いお値段だった。洞窟も見ごたえがあったが、植物園や日本のより大振りだが200年以上のもある、たくましい盆栽、初めて見る珍しい白孔雀など、半日くらいかけて見学する所だった。我々の所要時間も多分2時間以上かかったのだろう。帰りのバスで規定制限時間の6時になり、予定していた竜頭岩・ヨンドアムは次の日、下山後ということになった。

 
               Y  トンハルバン Y

 
    ヒョプジェグル

 
                      白孔雀

 旅館で部屋割り、宿泊料金精算の後、10分ほど歩いて巨大スーパー・イーマートまで買い物に行った。表からは真っ暗で休みかと思ったら、正面玄関から入るとかなりの人が買い物をしていた。昨年買った4本セットのカセットボンベ(韓国ではブタンガスと言う)は5本セットになっていた。それでも5本で300円ほどだから、日本より大分安い。山で使った残りは旅館の女将さんに差し上げて喜ばれた。

 夜は9時を過ぎていたので近所の焼肉屋で食事。女性は他の店で麺類や、部屋で食べた人もいたが、サムキョプサルという脂身の入った豚肉だった。他の肉は売り切れという事だった。でも済州島の黒豚だと思うが、やはり美味しかった。鋏で切って、チシャナで包んで食べる。

 

512()

この日は終日、ハルラ山登山。 歩程↓

500 ホテルからマイクロバス540 城板岳休憩所・ソンパナクヒュゲソ 出発→

855つつじの花畑待避所・チンダルレパッ・テピソ(1500M9151040

ハルラ山山頂(1950M)→1510 観音寺・クァヌムサ駐車場(550M)へ下山。

 

期待したつつじがほぼ満開で良かった。頂上の火口湖、ペグニョンダムは、昨年は緑色のきれいな景観だったが今年は水量も少なく色も汚く、期待はずれだった。積雪や、雨量が少ないせいもあったのだろう。登山途中の水場も昨年は頂上まで2箇所あったが、トイレがあった水場は出ていなかった。

  
   水場 Ku                    つつじ花畑  こまくさHCメンバー Su


        つつじ花畑   Ku


     つつじ花畑  Y (以後無記名の場合Y)

 



  
    ペグニョンタン                  頂上

今回は足が揃って、予定していたより30分ほど早く下山できた。もっとも部屋で飲んだときにKuさんから、下りが速すぎることと、最後までメンバー全員の到着を確認しないでビールを勝手に飲んだことなどを指摘され、深く反省せねばと思った。

ただ下りをゆっくりし過ぎて下りると私は膝に非常に負担が掛かる。下りはサブリーダーに先頭を歩いてもらったほうが良いのかもしれない。頼りにしていたサブリーダー、茂原のNさんは今回風邪をひいていて調子がいまひとつだったらしい。16人になるとその辺の状況もつかみにくかった。

 下山後、昨日見られなかった竜頭岩・ヨンドアム見物。結構な観光地でかなりの人出だ。肝心のヨンドアムは写真で見るようにはっきり竜の頭とは認識できない。逆光で見るとはっきり見えると言うYさんの指摘もあった。ガイドブックの様に、丁度日が沈む頃だともっとはっきり奇麗に見えるのだろう。

 
     ヨンドアム                  右の小さいのが ヨンドアム

 マイクロバスでホテルに戻り、夜は東門市場・トンムンシジャン で食事豚足・チョッパル、スンデ組と餃子、チジミ組に分かれる。昨年も食べた豚足屋さんは昨年の愛想の悪いおばさんではなくて普通のおばさんに交代していた。豚足も薄くスライスしてくれているので大変食べやすい。女性も、これが、あの豚足とは思えないと言う感想だった。スンデもマシッソ…。そして会計はマッコリや焼酎・ソジュをかなり飲み食いして、一人500円もしなかった。すごく安い・アジュサダ

 
        スンデとチョッパル・豚足

 

513()

 今日は終日、島内観光。朝7時出発にして、城山日出峰・ソンサンイルチュルボン に行く。済州島で一番大規模な海底火山。駐車場から歩いて30分以上かかる。今は火口の中も緑で覆われている

 
                        城山日出峰・イルチュルボン

  
                               帰りの飛行機から


 朝食は、ペク運転手さん紹介の店で食べた。やはり同じような海産メニューで一人前1200円と高めだったが、非常に美味しかった。朝からビールを飲んだが、アンジュ・つまみがあっさりして非常に美味、日本人好みの味付けだった。

その後、済州民俗村博物館・チェジュミンソクチョンパンムルグァンを見学。本土からの修学旅行生や遠足の小学生で一時はごった返していた。伝統食堂で昼食、子供たちは外の食堂で食べるのか、潮が引いたようにいなくなって落ち着いた。

海鮮チヂミ、冷麺、ピビンパなどとマッコリを飲む。ここのは少し濁っていて、さっぱりした味で美味しい。運転手のペクさんは雉肉だしのククスを頼んで、少し試食させてもらった。麺は全くの蕎麦、雉肉のだしが効いて大変美味しい。昨年見学できた農楽舞・サムルノリの実演が無かったことが、かなり残念だった

この後、正房瀑布・チョンバンポッポを見学。ハングル表記を間違えて、昨年見学した、天地淵瀑布・チョンジョンポッポにしたので運転手さんがそちらに行きかけるハプニングもあった。幅は昨年の滝のほうがあったが、海にダイレクトに落ちてくる迫力は、チョンバンポッポの方があった。多分海女さんの直売だとおもうが、テントを張って海産物を食べさせてくれる店があったが、時間が押していたので残念。


           天房瀑布・チョンバンポッポ

 この日、最後に昨年も見学した奇岩で有名なウェドルゲ を見学して旅館への帰路に向かった。ここも有名観光地で、確かに素晴らしい奇岩だ。時間が無いので昨年のように奥までは行かなかった。


夕飯は一昨日と同じ店で焼肉を食べた。実は最初の日に、ここに入って、次の日の登山のときカメラが見当たらなかったので、この店に忘れたとおもって娘さん・アガシに訊いてみたが、無い・オプソヨということだった。日本に帰ってからザックを調べたら、底の隅にデジカメがあった。娘さんごめんなさい・アガシ、ミアネヨ

ここのアガシは大変けなげで、可愛くて、最初の日に店に入ったときは3人分くらいの労働を一人で懸命にこなしていた。この日はまだ時間が早いので、お肉を鋏で切ったり、色々やってくれた。途中から、今回のメンバーおじさん達・アジョシドゥル4人組が入ってきて結構賑やか過ぎるほどになった。この日は、サムキョプサルのほかにヤンニョンカルビという豚肉もあり、食べきれないほどの量だった。アジョシドゥルは、海鮮鍋を食し、最後にご飯をボッコンで雑炊にして大満足のようだった。

 

514()

最終日は朝8時半出発だったので、7時から営業しているとなりの食堂で海鮮一人鍋・トッペギを食べる。ここも美味しい。旅館のとなりに美味しい店があるのは幸せだ。値段も約650円と安い。

 9時過ぎに昨年も見学した四三事件平和記念館 に到着。日本語案内の女性が、2時間近く熱心に説明してくれた。昨年と同じ説明になるので詳しいことは『韓国の庭』・済州島ハルラ山をご覧ください。 ここをクリック 25千から3万人、約一割の島民が殺されたという稀に見る残虐な事件を記念して2年前に建てられた

  

 やはり時間が押して、残りの見学は観徳亭クァンドクジョンのみにする。済州島で一番古い建物で旧役所全体は済州牧官衛・チェジュモッグァンナ という名前で呼ばれている。



  
                            拷問道具


  
       魚をさばく                 太刀魚の刺身

最後の昼食は昨年と同じ水産市場で、生きた平目、烏賊、太刀魚、ホヤ、ナマコを刺身に裁いてもらって、二階の食堂で食べる。かなりの量16人分で12ウォン1万円弱刺身が嫌いな方は運転手さんとKさんがいて可哀相な気もするが、定番だから仕方がない。太刀魚の塩焼きと、刺身を裁いたアラでメウンタンという鍋を作ってもらったのでそれを食べてもらった。



 
                               オコゲの釜飯

 大分時間があったのでイーマート、東門市場で買い物。最近私は、あまりお酒は買わないが、今回はハルラ山という焼酎があまりに美味しいので、ペットボトル入りのを2本買った。屋久島の御岳・ミタケと言う焼酎に似ていて、香りが大変良い。それと水産市場で初めて塩辛を色々買った。家に帰ってカミさんが臭い臭いと言う。カバンを開けてみたら、塩辛が醗酵して、強烈な臭いを発している!!恐る恐る食べてみると、太刀魚の内臓の塩辛だが辛くて、しょっぱくて、臭くて…。でも慣れると癖になってしまう味だった。異次元の味の世界に踏み込んだ感覚だった。やはり韓国で有名な、エイの醗酵した料理もこんな感じかもしれない。

  
      飛行場でペク運転手さんと         お疲れ…

 

   メールに寄せられた皆さんの感想より…

私の不注意でハルラ山は今回登れず残念でしたが 済州島が初めての私にとりましては 凄く有意義で楽しい訪島でした。
 ツアーの旅では味わえない食堂での美味しい魚介類のお料理など、また4・3記念館が印象深かったです。
 メンバーの方々も皆さん和気藹々と楽しい雰囲気で、今度は是非登山に挑戦し、また済州島に来られたら良いなーっと思っています。 
Yさんの紹介で参加させていただきましたが本当に有り難うございました。これからは気をつけますので、これからもどうぞよろしくお願いいたします。  Mi

 ありがとうございました。とても楽しかったです。天気にも恵まれ楽しい仲間の方たちと無事、満開のツツジのハルラ山に登れて、いろいろな観光名所にも行けて、チェジュの料理も楽しかったです。特にお刺身は美味しかったです。本当に ありがとうございました。   K.M.

 

お疲れ様でした。29人も一緒の時もあったとは驚きです。通訳が一人では大変ですね。
足の痛いのも疲れも取れたので写真の整理をしてCDへのコピーも出来ました。早速送ります。
    さすがツツジは見事でしたね。美味しいものが沢山食べられて良かったです。季節も一番良い時でしたね。さわやかで…。
  ホームページの完成が楽しみです。カメラがザックの中では気が付きませんね。私も手袋や靴下の小物が家に帰って見つかりました。家に帰ると出てくる時が多いです。 お疲れ様でした。  Y.R

 

本当に大変でしたとお察しいたします。山をやる人は自分を含め個性の強い人が多いと思います。加藤さんの話し方は声がとても穏やかですので、皆が言いたいことを言ってしまっているように思いました。
 加藤さんのおかげさまで格安で楽しい山行と観光を楽しませていただきました。普通のツアーでは屋台で食べることはできなかったと思いますので良い経験をいたしました。
  毎年、Mさんから山形の山菜取りに出かけるようになってからは、滞在型の楽しさを感じております。今年の山菜取りの代わりに6月に東北の山に出かける計画があるようです。
  今回は自分も忙しかったので言葉のことも含めてもっと勉強して行くべきでした。早速図書館より韓国の本を借りて参りました。
  干し椎茸を5000ウォンで購入し、サボテンの実を一個試食したいとお願いしましたが、なかなか応じてくれませんでした。しかたなさそうに1個くださいました。ところが食べ方が分からないでいると、お母さんは手でむいてくださいました。皮をむくのは大変なようでした。中まで皮と同じ紫色。それほど甘くなく、酸味もありません。とても食べやすいです。
  帰りかけてから記念に写真をとの思いにカメラを向けると、髪を整えながら笑顔でサボテンの実のかごを持ってポーズしてくれました。市場で食べたいと思っていて最後に食べることができてラッキーでした。一山がいくらか聞けばよかった。本当にありがとうございました。  Ka


                 ka

 

本当にお世話になりました。 ついつい加藤さんを頼り、さぞお疲れになったことでしょう。ありがとうございました。
 天候に恵まれ、念願のハルラ山に登れて、大満足です。登山道の整備状態もよく、想像していたより疲れませんでした。 
 韓国文化に触れて、韓国料理を堪能して、充実した日々でした。
 こまくさメンバーとは雰囲気の違う方々とご一緒して、最初は戸惑いましたが、慣れるに従い、皆さまの愉快なやりとりも面白く、楽しかったです。
 カメラを無くさなくて良かったですね。また、機会が有りましたら、よろしくお願いいたします。     N.K.

  

大変お世話になりました。登山・観光は好天に恵まれ、また個性豊かなメンバーと一緒だったことも愉しかったです。16名の引率は大変だったと思います。お疲れ様でした。
 これまで登山は3,4人の仲間内で行くだけで、登山計画書を作成しリーダー、サブリーダーをきめて、チームとしての登山は初めての経験でした。いい勉強になりました。それにしても女性の方々の健脚には驚きました。私ももっと鍛えなくてはと思っています。       Ku

こんにちは。お疲れ様でした。大変お世話になりありがとうございました。すばらしい山友とお天気に恵まれたのは最高でした。
 期待していた「ハルラ山」みつばつつじも見ごろでしたし、ほどよい行程で疲れもなく無事下山でき良かったです。
 私の場合は1月に腰痛になり、ハルラ山に登るため、ありとあらゆる治療をして、ご一緒できましたので、喜びが格別でした。
 済州島のすばらしい自然が目を楽しませてくれましたが、「済州4.3平和記念館」の見学は大変ショックでした。 趣味で「御話クラブ」に入っています。3分で、話をまとめなければならないのですが、会員の方に悲惨さを話してみようと思っています。
 お疲れが出ませんよう、くれぐれもお体に気をつけて、仕事お励み下さい。     A

 

お疲れ様でした。お天気と 楽しいメンバーに恵まれて
山行と観光と有意義な思い出に残る 旅行でした。有難うございました。    Su


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