,ソウル、安城・アンソン民俗芸能鑑賞一人旅

                              加藤洋男

 20131022日から29までソウルに行ってきました。 韓国行き41回目……。今回は久し振りの一人旅。伝統音楽と民俗芸能鑑賞が主な目的でした。

 

1022日(火)

待ち時間に成田空港の公演スペースでモンゴルの馬頭琴を演奏していたので鑑賞した。ウルグルと言う30才位の青年で日本に来て4年ほどになると言う。ピアノ伴奏で日本の歌や、モンゴルの曲を演奏していた。10年ほど前に芸術見本市で馬頭琴の演奏に接した。特に馬が駆ける様子やイナナキなどが入って面白い音楽だ。終わった後少しお話して、サイン入りのCDを買う。


           イースター・ジェット機 小さい

 

 
                ↑機内から

イースター航空は初めて利用する。飛行機代が1万円、諸費用入れても全部で22500円という安さ…。第2ターミナルの一番端のボックスLで受付。飛行機の席は6列の30席ほどだから乗務員を入れても200人弱の小ささ。席は思ったより狭くない。ただ食事なし、飲み物はオレンジジュースか水のみ。乗る前にビールでおにぎりを食べて済ます。予定通り1150分に出発して、仁川・インチョンに1435到着。

空港鉄道各駅に乗り、孔徳・コンドクで地下鉄5号線に乗り換えて鐘路3街・チョンノサンガで3号線に乗り換え、景福宮・キョンボックン下車、4番出口から歩いて2分ほどの便利な所に、大元旅館・テウォンヨーグァンはある。電車料金は500円弱。ただし乗り換えの距離がかなりあり、荷物が多くて急ぐ時は直通バス(千円になっていた)に限る。レートは安倍ちゃんの円安政策のおかげで、100円が1000ウォンちょっと、2年ほど前は1500ウォンのときもあったのでかなり下がった。実際は少し安いが円のみで表記する。テウォンヨーグァンはガイドブック『地球の歩き方』(以後、地球…と略す)に載っていた安宿で、シングルは2700円、ツィン3700円(一人1850円になり、これが一番安い)私は夜中帰って寝るだけなので4人ベットのドミトリー1900円にした。7泊で13300円! 二晩ほどタイ人と二人の部屋で翌日、日本女性のグループが入るので上の屋根裏部屋のシングルに移って泊った。ここはテレビも無いし暖房の機械の音がうるさかったので、クレームをつけて翌日から下のシングルの部屋に替えてもらった。料金は据え置きでいいということだった。帰る前の日、ドミトリーの部屋が空いたのでまたそこに移って、独りで過した。

 
        空港鉄道電車内で             旅館ドミトリー部屋室内


       地下鉄キョンボックン・景福宮駅 通路

 ご主人は日本語が堪能で大変親切。空港直通バスを訊いたら歩いて四五分の所までわざわざ連れて行ってくれて、時間も調べてくれた。奥さんも親切な人で、朝の8時頃には簡単な朝食が無料で出てくる。一度夜チジミを焼いて食べさせてくれた。風呂は無くてシャワーのみ。私は風呂にはこだわらないしシャワーも2回使っただけなので全く問題ない。

 荷物を置いて広蔵市場・カンジャンシジャンの洪林・ホニムという明太子屋さんで両替。その後登山具屋さんで用品の予約。店主は休暇を取っていなかった。そのあと鐘路5街のホルモン通りのハンナムコプチャンでマッコリを飲みながらマクチャンという大腸の元の部分を炒めたのを食べる。かなりの量があり、1100円。時間が早いのかお店はすいていた。昨年3月に食べようとしたが日曜で食べられなかったお店だ。やはり、地球…に載っていたお店なので日本人も結構来ると言うことだった。韓国の居酒屋は、最近は独りでも入れる店が多くなったが、どこでも一人前が何しろ多い。


    ホルモン屋通り、ハンナムコプチャン


   ハンナムコプチャン、メニュー    マクチャンクイ

 この日と翌日、同じ部屋にタイ人のソムキアットと言う50代の男性。Eメールもあると言うので後で、メールで訊いて見ようと思うが、私以上に英会話が拙いので詳しくは訊けなかったが感じの良い人だった。早朝から夜遅くまでソウル中を観光しまくっているようだった。柿を2個貰う。

 近所にはファミリーマートとセブンイレブンがあってマッコリを買って飲む。値段は以前と変わらず4合のペットボトルに入って130円、度数6度。焼酎・ソジュはアルコール19度のが2合瓶、120円。

 夜9時ごろさすがにお腹がすいてきたので3軒先の大通りに近い食堂でタコ入り混ぜご飯・ナクチピビンパを食べる、700円。小型の蛸・ナクチが入って美味しい!安い!


    ナクチピビンパ

 

1023日(水)

 6時半過ぎ明るくなってくるのでキョンボックンの周りを散歩、と言ってもかなりの距離がある。三清洞・サンチョンドンまで足を伸ばす。スジェビ屋さんも確かめる。色々なしゃれた店が並んでいるが私にはあまり関係ない。旅館に帰って地下鉄、鐘閣・チョンガ近くのプゴクチと言う干し鱈の雑炊屋さんで朝食。何回か行った店だがやっぱり美味い・マシッソ!!いつでも満員で、昼時は行列もできるそうだ。値段はこの雑炊のみのメニューで650円。何種類かのキムチが食べ放題…そんなに食べられないけれどやはり嬉しい。
 
      青瓦台の警備                    国立民俗博物館入口


   三清洞・サンチョンドン ブティック         教会


 スジェビ屋の向かい、カルククスのメニュー エゴマのスジェビが美味しいらしい
 (今回は時間が無くて入れなかった。)


    教会の児童図書館 夢と休眠?         光化門・フェファムン前の獅子



  
          キョンボックン夜間特別開放・案内


         プゴクチプ


 床屋 公園理髪・パークイバル 350円!  タプコル公園裏

 その後近所の韓国観光公社で色々案内をしてもらった。駅近所の永豊文庫・ヨンブンムンゴで絵本『グリとグラ』を訊いたらあったし、シリーズ物も3冊買った。グリとグラ、パンマンドルギは一冊しかなかったので、注文したら金曜日に来ると言うことだった。

 その後、芳山市場・パンサンシジャンに足を伸ばしてファゴットのリードを送る時のケースを探してさまよい歩いた。何とか510本は入るケースを買い求める。50箱で750円、115円になるから安い。後日もう一度通ったら二三本入る幅の狭いケースもあったが、また機会があったら行ってみたい市場だ。ありとあらゆるケース・箱類やお菓子の型などのお店が気の遠くなるほど並んでいる。

 その先に乾物類が並んでいる中部市場・チュンブシジャンに行く。ここはありとあらゆる乾物屋が気の遠くなるほど並んでいる。帰国前日、月曜に買い物をすることにして場所を確かめるだけにした。


       芳山市場・パンサンシジャン


      中部市場・チュンブシジャン

 中部市場・チュンブシジャンを見て突き当たりにオジャンドンフンナムチプという冷麺専門店があって結構繁盛していたので入った。美味しい冷麺で麺だけお替りした。

 旅館に帰って昼寝。夕方から仁寺洞・インサドンのテンマルチプで、カジャミシッケ・鰈・カレイ(1500円)を醗酵させた料理を薬缶一杯のマッコリ(700円)のツマミに食べた。美味しかったけれど結構な量でかなり辛い、半分ほど食べて、包んでもらって持ち帰った。6時から地下の部屋の残りの座席で宴会が始まった。昌徳宮・チャンドックンでイベントがあって、そのスタッフの打ち上げのようだった。30人以上居ただろうか?大変盛り上がりそうで、私は早々に退散。


        テンマルチプメニュー


      マッコリ                      カジャミシッケ


                      イベント打ち上げ

 

1024日(木)

 昨晩のカジャミシッケが利いたのか朝はキンパチョングク・海苔巻き天国、150円のキンパで済ませた。この店はキンパのチェーン店だが今回は何回か愛用させてもらった。11時から南山韓屋コルの公演場での盛宴・チャンチと言う公演の鑑賞。同じ3号線の忠武路・チュンムロから5分ほどの解りやすいところにある。ネットのコネストで予約して1700円。あまり期待していなかったのだがどうしてどうして…!!パンソリ、民謡、伝統音楽楽器演奏、舞踊……伝統音楽や民俗舞踊を凝縮した感動的な公演だった。公演終了後。出演者と観客の写真撮影も楽しそうだった。


        キンパ、残り四分の一     旅館の近所で 昆布直売

 地下鉄3号線、安国・アングから歩いてサンチョンドンスジェビで昼食。この店は3回ほど通った店で、大統領府、青瓦台・チョンファデの近所にもあるので歴代の大統領が愛用したと言われる店でもある。

 スジェビ・すいとんと言うと日本では小麦粉をゆるく溶いて流し込んで煮込んだ料理、戦前戦後、ご飯が無かったときの代用食と言うイメージもあるが、ここのは全く違う。固目の粉を練りこんで,二三mmの厚さに伸ばしてスプーンで食べられる大きさに手でちぎって茹でこむ料理。野菜、アサリも入ってスープの味が絶品! 「美味しくて感動しました!」とアジュマに言ったらすごく喜んでいた。スジェビ700円、トンドン酒300円。

            サンチョンドンスジェビメニュー




    左の器に分けてスプーン・スッカラクで食べる

 旅館に帰って昼寝二時間。夜8時から南部高速ターミナルから15分歩いた所の『芸術の殿堂』でソウル市立管弦楽団の公演。指揮はユカペッカ。開演5分前に当日券を訊いたら3階席で千円のがあったので求めた。一部はベルリオーズのロミオとジュリエットなど、2部はメーンプロ、ショスタコービチの第4番。この曲は私も40代のときに東京フィルのエキストラで3回ほど演奏したことがある。非常な好演だった。

木管楽器は、クラリネット以外はトップが全部女性。この曲はファゴットが大活躍する曲だが、女性奏者は大変上手で、演奏終了後、指揮者も真っ先に称えていた。観客も熱狂的な反応だった。会場の音響も大変素晴らしい。


 ユカペッカサラステのショスタコービチ、ポスター
 終わったら早いもの勝ちで持って帰れる

 旅館に帰ったら丁度女将さんが居て、チジミをささっと作ってくれた。それをツマミにマッコリを飲んで就寝。

 

1025日(金)

 朝テレビでチョンミョンフン指揮の、ベートーベンの第九を聴く。もちろん暗譜での指揮。ものすごい迫力で鬼気迫るというか神がかっているような演奏だった。有線の71がクラシックと言うチャンネルで主にはクラシックのオーケストラ、室内楽、独奏、ジャズやパンソリなどとのコラボなどなど、楽しめる。


               簡単な旅館のサービスアッチム・朝食

午前もう一度盛宴・チャンチを見に行く。昨日はカメラを忘れたので開演まで韓屋マウルの中を写真取り捲る。藁細工作りをおじさん二人が実演したり、色々な遊び場があったり、ミニ民俗村という感じで結構楽しめる。チャンチは韓国人のアジュマの団体が入って昨日よりは賑やかだが、それでも3分の1ほどの入りだった。入場料は2千円。


     藁細工のおじいさん。雀にえさ


 




               ↑盛宴・チャンチ 終演後記念撮影

昼食は地下鉄のフェヒョン駅で降り、南大門市場・ナンデムンシジャンの中にあるヒラクという店でカルチジョリム・太刀魚の煮付けを食べる、700円。見た目は辛そうだが食べるとそうでもなかった。太刀魚の味がご飯にしみこんでマシッソ・おいしい!ソウルはたいてい同じような店か並んで営業している。ここもそうだった。


            カルチジョリム




       南大門市場・ナンデムンシジャン バーゲン

 午後は空港鉄道または地下鉄2号線の弘大入口・ホンデイック、4番出口から歩いて7分の所にある『金大中図書館・キムデジュントソグァン』に行く。ここは2003年の開館だが知らなかった。韓国、朝鮮との友好団体「日朝協会」の機関紙に載っていたのではじめて知った。月曜祭日休館。10001800 入場無料。日本語のパンフレットをいただく。金大中については詳しくは書かないが、3度殺されかけて、政界を引退した後アメリカに留学、復帰して大統領になった驚異的な方だ。豊富な資料が展示してあり、ここはぜったいお勧めしたい。管理は延世大学・ヨンセテハク。

少し手前に金大中の大邸宅があり、ポリスのお兄さんが二人警護していた。


       金大中図書館・キムデジュントソグァン


 夜はソウル大学のある恵化・ヘーハ駅で降りてチョンニョンドンアンドというジャズのライブハウスに行く。この店は昨年の1月に池田さんと行って良かったので2回目。まず夕食と思って地図にあったナキオキという貝類を食べる店を探したが工事中で無かった。近くの店に入ったが中華系の店で鍋が主らしい。店員の態度もあまり芳しくなかった。ビールを頼んでもいつまでも持ってこないので「まずビール下さい!」と声を荒げてしまった。鍋は一人用ではないし、定食とかは高いので、茄子丼・カジトッパを頼む。600円。不味くは無いがやはり間の抜けた味。韓国の中華系料理はどーも……正直一度も美味しいと思ったことがない。ただ茄子とご飯の量も結構ボリュームがあったので栄養補給と思うことにしよう。

 チョンニョンドンアンドは夕方から入れ替えなしのジャズのライブハウスだ。7時半ごろ入った時は、男性のピアノとドラム、お姉さんのウッドベースのトリオだった。ピアノのお兄さんはパワフルですごいテクニック!ドラムもお姉さんベースも健闘していた。少し休憩があって、後半はロックジャズ。私より年上か?パワフルな伯父さんエレキギター、お兄さんエレキベース、キーボード、ドラム、そして二人のお姉さんボーカルと言う編成。アルトのお姉さんはかなりセクシー! かなりの音量で疲れて、10時半に店を出る。勘定は4300円、日本よりは安いと言う池田さんの話だが、やはり安くはない。ジントニック2杯飲んだが、マティーニも飲んだら5千円を超えていただろう。
(後で考えたら、2ステージ鑑賞したことになるので値段が倍になったのだと思う。昨年はそれほど高くはなかった。)

    

 

1026日(土)

 8時に簡単なサービス朝食が出る。部屋のテレビで色々音楽を聴いてゆっくりして、観光公社の案内所で色々質問する。途中マクドナルドでアイスクリーム50円。これでも店内で休憩できるから安い。

 11時半、仁寺洞・インサドンの宮・クンで水餃子を食べる。クンは北朝鮮出身者の店で、以前はおばあちゃんが皮を包んでいた。今もお孫さんと並んだほほえましい写真が店内に飾ってある。1100円のジョンレンイマンドゥという水餃子に豆粒ほどのトックが入っているのを食べた。餃子は大きくて、かなりの量。スプーンで3回位に分けて食べる。ビールのつまみにも最高だ。会計のアジョシにやはり、「美味しくて感動しました!」と言ったらとても喜んでくれた。今まで経験しなかったが、12時近くなると行列ができていた。テンマルチプも行列ができていたが、美味しい所は食事時間を少し外していくしかない。



 そして今回お目当ての一つ、土曜伝統音楽公演。旅館での昼寝から目が覚めたのが午後2時半なのであわてて会場の国楽院に向かった。着いたのは10分前。でも観光案内所で予約していたので前の席に座れた。主なプログラムは宗廟・チョンミョの行事で演奏される雅楽。正直、宮廷とお寺関係の音楽はゆったりとした同じ旋律を全員が斉奏するのであまり面白くない。睡眠薬代わりに何回か眠ってしまった。歌曲も同様。パンソリはメリハリがあり、面白い。ハングルと英語でのあらすじが左右の字幕に表示されるので大体の意味も解る。それから民謡歌唱は、各地のアリランを6人のアジュマ歌手が二人ずつ交代で、民俗楽器の伴奏で歌って大変良かった。後半はパンフレットにはカンガンスルーエが載っていたが、その踊りはカットされて、何故かお寺で継承されていたと言う芸能は、面白くなかった。

 帰りの電車で気持が悪くなってくる。どうやら食べ過ぎらしい。その晩は何も食べずに、お酒も全く飲まずに9時過ぎに倒れこむように布団に入って眠った

               テレビ 天気予報

       

1027日(日)

朝4時過ぎにパッチリ目が覚める。テレビKBS(有線では9チャンネル)でヴァイオリンの独奏をやっていた。まだ20代か、テレビの字幕が小さくて人名はよく解らず、ただ話の中でガルネリを使っていると言うことだけわかった。曲名も解らないが超絶技巧の曲とタイスの瞑想曲やエルガーの愛の挨拶など、まさに感動的な演奏で涙が溢れてしまった。ネットで調べると若手の韓国女性ヴァイオリニストは沢山いて、写真を見ても誰がその人だったかわからない。心当たりのある方教えてください!

近所のキンパ天国で、野菜キンパ、200円を買って安城・アンソンに向かって地下鉄に乗る。3号線で乗り換えなしで高速ターミナルまで行けるので大変便利だ。

早朝で案内の人もいなくて三四回訊いて切符を買うことができた。7:15分発のアンソン行きのバスで料金は570円。乗車時間は丁度一時間。

アンソンバスターミナルに着いて、20番の青龍寺・チョンニョンサ行きのバスを調べたが丁度良い時間のバスもないようなので今回初めてタクシーに乗る。以前は1700ウォンから始まって夢のように安い値段だったが今年から初乗り3000ウォンになり、30分近く乗って料金は2200円だった。もちろん日本にくらべれば格段に安いが、2倍前後に値上がりしたことになる。一人旅では極力バスを利用したほうが良い。因みに帰りのバス料金は130しかもTマネーカードが使える。


               青龍寺・チョンニョンサ

                      玉水・オクス

青龍寺・チョンニョンサは立派な寺だった。そしてここが私の今回唯一の登山、端雲山・ソウンサンの登山口になる。私の所属する『千葉こまくさハイキングクラブ』への個人山行報告です。     

 

 

   韓国、安城・アンソン 端雲山・ソウンサン  2013/10/27

 アンソンバスターミナル 8:40タクシー青龍寺・チョンニョンサ(登山口)9:051005ソウンサン頂上457m

1100チョンニョンサ1140バス1210バスターミナル

 

女優、黒田福美の『韓国ぐるぐる』と言う本に載っていたアンソンのソウンサンに登ってきました。

アンソンはソウルの高速バスターミナルから一時間ほどの街です。

アンソンターミナルから丁度良い時間のバスが無かったので寺まではやむなくタクシーに乗りました。20分ほど乗って、2200円は日本より大分安いのですが、以前よりは倍ぐらいの値段になりました。

二三年前は初乗り170円ほどだったと思います。

 韓国人はあまり朝早く登山に行く習慣が無い様で、静かな登山を楽しむことができました。

トレッキングコースが6種類ほどあって日本だと高尾山をもっと素朴にしたような山でしょうか?

紅葉はまだ早かったのですが、快晴で気温も丁度良く快適でした。なだらかなコースと本には書いていましたが、頂上近くは結構な登りでした。コースタイム丁度一時間で頂上に着きました。見晴らしは、天気が続いたせいか、中国からの黄砂のためか霞んでいました。

下山時には日曜のせいもあり、沢山の登山客とすれ違いました。登りはダイレクトに登るコースでしたが、下ったコースがメインだったようです。日本と違って登り優先と言うことも無いし、挨拶もほとんど交わしません。一度だけ、アンニョンハセヨ!とおじさんが挨拶をしてくれました。

 ほとんど車で来るのか、駐車場は満車で車が長い列を作っていました。バス乗り場が解りにくくて、色々訊きましたが、30分ほど待ってバスに乗れました。

時間が早いせいか一人だけバスに乗ったおじさんに「このバスはターミナルまで行きますか?」と訊いたら英語で返事しようとするので、「イングリッシュノー!韓国語で!」と言ったら話が弾みました。

「ソラク山は6回、済州島・チェジュドのハンラ山には4回登った」と話したら驚いていました。


      端雲山・ソウンサン 地図


   頂上近くの楼閣から 黄砂?で霞んでいる    海抜547.4m


     頂上 墜落危険の注意文    途中の路
         

 ともあれ、バスターミナルには12時過ぎに着いてしまったので、食堂でお昼を食べることにする。このターミナルは市内から少し離れていて周りには何にもない。高速ターミナルの食堂は普通、すごく美味しい!と言うことはないので、あまり期待しないで入ったのだが違った。コギマンドウ・肉水餃子(400円)がメニューの最初にあったので頼んだ。沢庵などのつまみを食べながら、ビールを飲んで待っていると一口では食べられない大きさの豚挽き肉がたっぷり入った肉餃子が15個だったか出てきた。これがマシッソ!! 公演は2時からなのでゆっくり食べた。地元の人も食べに来ているようだ。スジェビ餃子と言うのもあって全部皮から手作り。アジュアジュマシッソ!!と言ったら、アジュマから何と「ロシア人ですか?!」と訊かれたのでビックリ! 「もちろん日本人ですよ」と答えたらようやく納得したみたいだった。

 タクシーで10分、600円ほどの所に南寺党公演場・ナムサダンコンヨンジョンはある。最近出来た大規模な建物だ。アンソンナムサダンは韓国の代表的な民俗芸能で景福宮を建てる時に職人達を励まして、宮廷からお墨付きを貰い有名になったらしい。歴史的な経過はあまり興味がないが、イヤー!とにかく素晴らしい!! 規模や水準、それに演出も何もかも素晴らしい!! それで入場料は千円だったが、64歳までの大人と書いてあったのでパスポートを見せて65歳ですと言ったら何と無料になった!




     公園にもなっている                全景

                                  綱渡りの練習スペース      

 公演場は巨大な室内会場で、舞台を360度取り囲むように作ってある。座席は野外での座席のようで背もたれはない。木製で後半は冷えてきたので、リュックを尻の下に敷いて丁度良かった。前半は良く解らなかったが、ピョンヤンと言う言葉が聞えたので、北朝鮮系のアジュマたちの歌、BGMが二昔前の古い感覚で違和感を覚えた

 休憩無しに、後半は私の大好きな韓国民俗芸能の世界が展開する。基本は農楽舞、20人以上の演者がテープ回しを繰り広げる。今迄で最高の迫力だった。後は皿回し、曲芸…。週末しかやらないので、子ども達が活躍するのが感動をいっそう大きくする。

最高なのは綱渡り。小学五六年生だと私は思ったが実際は上かもしれない、男の子がお菓子を売ったり、サービスしている間に、綱渡りのセッティングを済ます。綱渡りの主役は中学生くらいの女の子。男の子との珍妙な会話のやり取り、楽器の演奏に合わせて、信じられない妙技が演じられる。民俗村でも綱渡りの演技があったが、それに比べても若さもあるし、信じられないほどの好演だった。

      パンフレットプログラム↓

 午後4時に終わって国道のほうに向かって歩いて案内所があったが閉まっていた。丁度係員のアジュマが帰るところで、市内バスが4時40分にある、と言うことだった。帰りの高速バスは夕方ラッシュにあって少し時間が掛かったが7時過ぎに着いた。

 チョンノ3ガの5番出口から三四分の所に2年ほど前から愛用している海産物専門の居酒屋がある。基本はムール貝のスープ。季節によってホヤが食べられる。今回は渡り蟹の茹でたのが並べてあった。値段を訊いたら3匹1000円ということで躊躇なく入った。ただ昨年までの私のお気に入りのアジュマが居ない…。別のアジュマに訊いたら癌ではないが、病気をしていて出てこられないとのこと。彼女のご主人と二人でやっているようだ。今回のアジュマは焼酎・ソジュも一緒に飲んで付き合ってくれたりして色々お話した。渡り蟹をはさみで食べやすいように丁寧に切ってくれたりしてくれた。渡り蟹は卵もあったり、蟹味噌もあったり、身も豊富で結構お腹一杯になった。


           茹で渡り蟹             食べた後

 

1028日(月)

朝9時頃、部屋を移動して下さいという事で、最初のドミトリーに移動。ベット4人部屋で他には誰も居ない、広い部屋を独り占め、ラッキー!


    ソウル駅ロッテマート             旧ソウル駅 月曜日内部観覧休み
(主には日本人、大量の土産物、海苔など
 買い込んでいた)


  地下鉄駅の注意ポスター 「乗車券の稼ぎ(収入)は我々の良心です」?

 今日は終日買い物。まず中部市場・チュンブシジャンで乾物。干し鱈、7個ほどあって1500円。ほとんど協定値段、安い!! 他にも色々乾物を買う。

市場の入り口に飴専門店があったので、おこげ飴・ヌルンジヒャンを訊いてみる。あった!700gの大袋で300円!ロッテマートには何故かなかったのでうれしかった。

カンジャンシジャンに戻ってユッケ・チャメチップで生レバーとセンマイをつまみに焼酎・ソジュを飲む。日本では法律により生レバーは食べられなくなった。結構な量で美味しい!センマイも大好き!チャメチップは、夜は満員なので入れない。




 色々用事を済ませて夕方にカンジャンシジャンのいつもの屋台に行く。チョッパル・豚足とスンデを少しと頼んだがかなりの量で『食事は終わったから』と包んでもらい日本に持って帰って食べた。美味しい。いつもの明太子屋さんで買い物、家庭用の不ぞろい明太子500gを4個とチャンジャを2個買う。ご主人は父親が美術展に絵を出品しているので手伝いに行っていると言う事で不在だった。


     明太子屋さん 娘さん大分太った!

 

1029日(火)

 時間通り空港に着いて、朝食。空港の奥のレストラン、キチンと言う所だけ、干し鱈雑炊800円と安かった。7時から営業。後は日本の空港と同じでべらぼうに高い。

空港レストラン キチン  干し鱈雑炊 キムチなど色々なおかずが食べ放題

   

                

 ウォンは色々の理由からかなり余ったので飛行機の中でビール400円とピーナツ100円で買い求める。

 

全体の感想

地下鉄に乗ると日本以上にほとんどの人がスマホにのめりこんでいる。観察するとアンテナを立ててテレビを見ている人が多い。この現象も多分一時的なのだろう。数年前は日本も韓国も携帯電話が異常に流行った。その前はウォークマンだった…。

日本も安倍ちゃんの景気回復の虚偽宣伝に惑わされているが、韓国も資本主義末期状態で格差が広がっているのを非常に強く感じた。特に若者が大学を出ても正規雇用の道が狭められているのは日本と同じだ。自殺者数も日本と同じように多い。韓国では特に若者に増えているらしい。地下鉄のホームで若者から「万ウォン下さい!」と言われて、えっ!!と思った印象が今でも消えない。お年寄りが駅の階段で物乞いをしている情景も、やはり頭から消えない。

でも、今回は久し振りに独りでソウルの旅を満喫した。



    
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