早春の百済ぺくちぇいにしえみやこ 扶余ぷよ公州こんじゅ そしてソウル
                         
加藤 洋男

 今回はアルファベット順に、千葉県勤労者山岳連盟・千葉労山傘下の山の会『ふわくハイキングサークル』会員のH氏、尺八と箏のIn夫妻、3人とも何回かご一緒。やはり『ふわくHC』会員のItさん、ハングル教室でご一緒のIwさん、そして私加藤、渡韓34回目(千葉労山、こまくさハイキングクラブ会員)、ハングル教室でご一緒のMaさん、数回ご一緒のMo氏、やはり殆んど毎回参加のNさん(千葉労山、茂原道標山の会会員)、Mo氏と同じ団地のSaさん、ハングル教室のSoさん、Itさんの妹のTさん、以上12名の大所帯でした。

 311日に東日本大地震があり、お金が戻るなら、正直、中止延期にしたい気分でした。でも皆さん、早春の韓国を満喫されたようです。どこでも「日本の地震は大丈夫か?・イルボンチジン、ケンチャナヨ?」と訊かれました。

今回は韓国内で自由行動の方が割合多く、また人数が多いと、どうしても気を使うのかメモも食事くらいしかできずに記憶に頼って簡単に記録するにとどめます。

Saさんは4泊ともソウルの定宿スカイモテルに泊まり、水原・スオンやソウル市内での観光を堪能されたようです。NさんとItさんは扶余と公州に行く代わりに慶州・キョンジュ郊外の山に行かれました。結構岩場っぽい所があったそうです。

 

2011年3月28日(月)

 大韓航空は満員との事でアシアナ航空になった。インチョン空港には予定通り午後4時に着き、空港鉄道でソウル駅まで線が延び、大分速くなった。ただ後で完成したのでソウル駅で乗り換えの歩く距離がかなりあるが、仕方がない。ソウル駅から鐘路3街・チョンノサンガまでは地下鉄1号線で3駅、まだ明るいうちにホテルに着いた。

 部屋割りをして、歩いて15分ほどの廣蔵市場・カンジャンシジャンの明太子屋さんで両替。災害の直後は円の投機があるのか?詳しいことは良く分からないが、円高になり100円が1350ウォンになっていた。登山具屋さんでお金を払い、割合近所のタッカンマリ・鶏一羽の食堂に入った。鶏鍋はかなりのボリュームで美味しい・マシッソ 以前2回程入った、すごく流行っているチンハルメタッカンマリというお店ではなく『地球の歩き方』の2011年版に紹介されていたコソンオムナムタッカンマリというお店に入った。こちらのほうが、味は上かな…辛さも自分で調整できる。

 

  
  東鶴寺・トンハクサ お好み焼き          食堂のオモニと

 

3月29日(火)

 9人は早朝5時半にホテルを出発して地下鉄3号線『高速ターミナル・コソクトミナル』から高速バスで2時間弱。大田・テジョンからはタクシー2台で東鶴寺・トンハクサまで50分ほど。タクシーの運転手さんは、ソウルから儒城温泉・チュソンオンチョンまでバスで来て、そこからタクシーのほうが安いようなことを言っていたが、長距離バスで温泉までは大田・テジョンまでほど本数が少ないだろうし、タクシー料金も4人と5人だから一人5百円も掛かるかの安さだ。
 

 一台のほうは、本当はバス停までしか関係車両以外は入れないのだが、何故か寺の側まで入れて、バス停で降りた私の乗ったタクシーと離れ離れになるが、携帯で連絡がとれた。登れる人は鶏龍山・ケリョンサンの観音峰・カンヌムボンまで登山。残る人はお寺見学。結局登山組はHさん、私、Moさん、Soさんの4人になった。ピストン行程2時間半のコースタイムだが10時に登り始めてお好み焼きの食堂に降りたのは午後1時過ぎ。やはり結構きびしいコースタイムだ。登りも下りも、特に頂上付近は結構急な路だった。Moさんに先に急いで下ってもらって、お寺見学組には先にお昼を食べてもらった。色々なお好み焼きや山菜ピビンパも食べたが、なんでも結構美味しい。そして感じの良いオモニとの心ときめく再会……。二人で写真を撮った。新緑か紅葉のときに、また縦走したい。そのときはSoさんが勧めてくれたように、温泉に泊って登ればもっとゆっくり楽しめると思う。

 

               公州・コンジュの韓服屋さん

   食堂でタクシーを呼んでもらって40分ほどで公州・コンジュに着いた。木蓮荘・モンニョンジャンはソウルのホテルより部屋が大きくて値段は一部屋3万ウォン、1万ウォン安い。部屋割りをしてやはりタクシーで宋山里・ソンサルリ古墳群模型館に見学に行く。


    王族の古墳


 
   遠足の説明             模型館、日本語ガイド

 大分前にカミサンと二人で見学したときは、あまり印象に残らなかったが、今回は古墳の規模やお墓を復元した模型館の精密さに感動した。30代のお姉さん?の熱心な説明にも圧倒された。百済と日本・大和との密接な関係を強調されていたのが印象的だった。

夕飯は昨年も入った、旅館のすぐ近所の食堂で、モツ鍋と、牛の骨付き肉鍋を食べた。野菜もたくさん入って美味しい。


   旅館近所の食堂 鍋

 

330日(水)

 朝食は昨晩の食堂でコンナムルクッパ・もやしの雑炊を食べる。市外バスで扶余・プヨへ…。博物館、プソ山城見学、昨年11月と同じコース。お昼は昨年食べた鰻屋さん近くのコマナルドサムパプ食堂でサムパプ定食。色々な野菜で、食べきれない具を包んで食べる。皆さん大満足

 
    四層石塔  高麗時代          石仏坐像 高麗時代 以前は野外にあった。

プヨから市外長距離バスでソウル南部バスターミナルに到着。地下鉄3号線、高速ターミナルの2駅手前。ソウル市内の道路はバス専用レーンができ、ラッシュでも渋滞が少なくなった。それでも結構な車の量で2時間以上掛かった。

 夕方仁寺洞・インサドンで1時間半自由時間にした。InH、私の3人は教保文庫・キョボムンゴまで歩いていく。予想より遠く、四五回道を訊きながら行った。私はハングル教室の方から頼まれた教科書、Inさんはドラマ音楽の楽譜を買い求めたかった。目当てのは無かった。店員さんが『すみません・チョソンハムニダ』とすまなそうだった。6月に夫婦だけで行くので、またゆっくり店内を廻って、もし目当ての教科書があれば買ってきたい。

夕食は仁寺洞・インサドンのケンマウルミルパッチプで、あさりうどん・カルククス。女性陣は早目に集まって水餃子・ムルマンドウを食べ終わっていた。

 

  あさりうどん                        ムルマンドゥ・水餃子

 

331日(木)

 早朝地下鉄と近郊鉄道で水原・スオンまで。駅の近所の食堂で朝食、皆さんはテンジャンチゲ定食4千ウォン、私だけ華城海苔巻き・ファソンキンパ2500ウオン。Mo氏、Saさん、In夫人は王様のお墓を見学ということで別行動。

 タクシーの運転手、面倒くさいのか水原華城・スオンファソンはパスして民俗村直行となった。開村9時。15分前くらいに到着。お城は希望者だけ帰りに寄ればということでケンチャナヨ2時間自由見学にして、11時から広場で農楽舞・サムルノリ見物で集合にした。 村内を初めて一人でじっくり見学。山の中腹のお寺にも初めて行った。人のいない中、静かなたたずまいで、各地方の民家もじっくり見学した。

 
              
 

 11時からのサムルノリは何回も見物しているが、今回は格段にレベルアップしていた。頭でテープを回しながら、自分の体も回転させる技は、前回最後に一度だけ披露していたが、今回は繰り返し演技され、興奮した観衆の拍手を浴びていた。

 

  

 食堂で昼食。ジチミ、トソドソ酒??などの変な日本語のメニュー・お品書きは何回注意しても改善されなかったが、今回から正確な日本語に直されていた。トンドン酒(マッコルリの上澄み酒)男3人で、以前一人1L徳利一本ずつで飲みすぎたので3人で2本にひかえた?(それでも飲みすぎ……) 女性の方達はやはり水原のお城を見物したいということで、タクシーで先に帰ることになった。男3人は当初の予定通り2時の無料シャトルバスで水原駅まで帰ることにした。

 

 

民俗村に午後1時から新しく『馬上武芸』という公演が加わったので鑑賞する。これが実に素晴らしい演技で、走っている馬上での逆立ち、馬上の人の上に人が立っての演技、流鏑馬……。以前テレビで似たようなモンゴルの馬上での武芸、曲芸を見たが、韓国も地続きなので、馬と人との関係も同じように密接だったのだろう。



 


夕方はNさん、Itさんも合流し、全員が集結して廣蔵市場・カンジャンシジャンの明太子屋さん洪林・ホンリムでお土産を頼んだり、馴染みのアジュンマ、いつもの店で屋台料理を堪能した。

ホテルに帰ってから有志でいつものマッコリチプに行く。初めて体験したMoさんの感想は『酔う前にお腹が冷えて、あまり具合が良くない。』ということだった。

 

41日(金)

 早朝、近所でいつものハンデクク・干し鱈雑炊2千ウォンを食べ、ホテルを7時半に出発して、予定通り成田に帰ってきた。


 ホテル近所のハンデクク・干し鱈雑炊


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