18回目の韓国         加藤洋男
 2月にソウルを訪れるのは今から12年前の3回目の旅以来だ。今回は横浜で大変お世話になったNさんと、近所のKさんとの3人旅だった。人数が少ないと個人旅行に近い旅になる。ウォンが上がったのか100円が945ウォンという比率になったが、わかりやすく10%の円で表示する。実際の値段は5%ほど高めだと思ってください。


2005年2月15日(火)
 夕方のラッシュに会ったので、少し時間がかかったが世和荘旅館に着いたのは夜8時前だった。電話と、葉書とメールで、三重の予約と確認をしているので不安は全くない。早速部屋割り。三部屋ともオンドル部屋。年上のお二人には一階の広めの部屋に入って もらって私は三階の、いつもの狭目の部屋で…。いつも広すぎる家に住んでるので??狭い所が落ち着く。夜は掛け算の出来るお兄さん達がいるので?計算もすぐ済んだ。(午後アジュマしかいないと足し算オンリーになり20分ほど計算に時間がかかる。)

 荷物を置いて、すぐそばのいつもの焼肉屋さん。すこし辛目のタレに絡めた豚肉のテジカルビ。炭火焼。サンチュで巻いて食べる。無くなるとお代わりをしてくれる。Nさんが辛い青唐辛子を平気な顔をして食べたのにはびっくりした。私は辛いのは結構好きな方だが、あの辛さは我慢できない。食事の間中舌が痺れて鼻水と涙が止まらない。にんにくのスライスも生のままサンチュにはさんで食べるが日本人はちょっと抵抗がある。でも御主人の話では、最近は韓国人でも焼いてからはさんで食べる人が増えてきたという話。私も正直、焼いて食べたほうがほくほくして美味しい。ビールと、マッカリを2本飲む。

 
 現代彫刻の前で                  徳寿宮、中和殿


2月16日(水)
 朝はゆっくりしていつものハンデククに歩いて朝飯を食べに行く。途中ビルの前の、現代彫刻の前で写真を撮る。気をつけてみると結構色々な彫像がさりげなく置かれている。ハンデククも朝飯の定番になっている。干し鱈の雑炊だが、スープとご飯が別々になっているので、雑炊が嫌いな人は別々に食べてもかまわないし、ご飯が結構多目なので金属の器から食べたい分だけ取って食べられるのも気が楽だ。地元の人しかいないのが嬉しい。

スープには干し鱈と豆腐、昆布、大根が入っていてヘルシー。キムチとカクテキ(大根キムチ)がついてくる。これで200円は驚異的だ。塩と、唐辛子が置いてあって自分の好みで味付けする。もう一つ置いてある少し大きめのアミの塩辛?を入れるとぐっと味に深みがます。この日はいつものお兄さんが風邪でお腹が痛いのでお休み。初めて見るアジュマが手伝っていた。ここで、初めて朝からマッカリも一本飲む。どうもKさんとNさんが一緒だとそういう流れになってしまうようだ。

 タクシーで朝鮮時代に2回正宮殿になった徳寿宮トクスグンまで行く。日本語ガイドを頼む。昨年11月と同じガイドさんでCheさんという方でした。私の見た感じでは30歳前後の女性。(違っていたらごめんなさい!)知り合いの作曲家、Koさんの若いときに感じがよく似ている。名刺をいただいたので写真を送るのを約束する。やはり流暢な日本語で、よどみなくトクスグンの歴史的な経過を解説してくれた。

 
 徳寿宮、ガイドさんと              静観軒、柱上部 スモモの花、両側蝙蝠


レビか何かで最近の話し言葉にも接しておられるのか、『……ですよ。』と言うときにアクセントが語尾上げになるのが微笑ましかった。この日の午前中は霙混じりの雨が時折降って、風も少しあり一番寒かった。チェさんは風邪をひいておられた様だったが健気にも最後まで丁寧に説明してくださいました。カムサハムニダ!写真も昨年11月は日差しが強くサンバイザーでお顔があまり見えませんでしたが今回は、はっきり写っていました。

他の宮殿にも共通する事だが、真中の階段は王様だけが、それも籠で通る事が出来たということだ。宮殿に向かって右側は文官が通り、左側は武官が通る。右側の方が、位が高いので、文官の方が重視されていた。両側に位置していたので支配階級のことを両班ヤンバンと言った。

 宮殿の奥、玉座は北側にあって、必ず王様は南を向いて座っていた。東西では東が、太陽が昇るので高く見られて、したがって文官も東側に位置した。階段の真中には石彫りの龍が、両側には名前を忘れたが、ちょっとユーモラスな架空の動物が魔よけとしておいてある。手前の階段のは一時公園になったときに荒されて、大分磨り減っている。昔見物したときは、柵は無かったが今は保護のため白い柵が設けられている。

  
 お守り 龍                お守り、名前?(五月にも再訪した折、懈豸ヘテというやはり
                       架空の動物だとCさんに教わった。ただし最初の字は獣扁。
                       『狩、狗』などの字の左側。)
クスグンにある水時計は自撃漏と言って世界最古の時計とされている。国宝229号。静観軒という洋式の建物は1900年にロシアの建築家によって建てられた。韓国の建築様式と西洋式の折衷が面白い。柱の上部には李王朝とも言われた様に王朝の象徴、スモモの花と縁起がよいとされていた蝙蝠がかたどられて興味深い。それから俊明堂という、最後には幼稚園の発祥にもなったという建物だが、明の字は日偏ではなく目偏なのが興味深い。(この字はパソコンの文字入力で捜したが無かった。) 宮中遺物展示館は残念ながら今年10月に新築完成する国立中央博物館に合流移転するため閉鎖されていた。

 タプコル公園の門の前で正午にハングルの先生と待ち合わせをしていた。少し時間が早かったので右脇にある1000ウォンショップで手袋を買う。日本の100円ショップは韓国にもできるだろうと思っていたが、初めて、ついに!お目にかかった。手袋は朝あまり寒いと思わなかったので旅館に置いてきてしまった。正午丁度に先生と会う。来学年度から大学院に進学されるC先生は春休みでソウルに帰省されていた。毎週の授業も楽しみだけれど、ソウルでお会いできるというので、余計胸が弾んだ。先生も嬉しそうだった。さっきの100円ショップ?でビデオを選んでもらう。日本も中古ビデオは大分安くなったけれど100円はさすがに無いなぁ! まだ時間がないので見ていないが『ハミョンテンダ、為せばなる』というのとドラマ物、二本先生に選んでもらって買う。

 仁寺洞インサドンの奥にある客園ケゴンという店で昼食。ここはガイドブックにも載っている店だが、ちょっと奥まっていてわかりにくいのであまり日本人は来ない。でも日本語メニューもある。門構えは料亭風で値段が高そうだが、定食は安い!(ランチメニューではなく夜もやっているのが嬉しい。) 一番高いカルビチム定食(牛カルビの煮付)が1000円、プルコギ定食が800円、スンドウプ定食(おぼろ豆腐)と、ケゴン定食がそれぞれ500円。丁度4人なので4種類注文した。写真の様に豪華な昼食となった。


  客園、ケゴン 定食


写真を見ながらすべての料理を書き出すと…。メーンは、おぼろ豆腐、カルビチム、プルコギ、石もちのムニエル、チゲ、ケラン(卵蒸し)、もやしのナムル、青菜のナムル、湯葉の煮物、ワカメスープ、キムチ、岩海苔、シッケ?(食後の甘い飲み物) あと名前不明二品。全部は食べきれなかった。飲み物も入れて一人800円。これは安い!!C先生も名刺を貰っていた。ここの自慢料理はセンテチム(スケソウダラ蒸し)だそうだから、今度はこれも注文して、夜の食事にまた来たい。

 雨もあがり風も止んだので少し暖かく感じられる。10分ほど歩いて景福宮を見学。お二人は前に来たことはあるがメーンの建物勤政殿は工事中だったので初めて。C先生は景福宮自体に来るのが初めて!ということだった。案外そんな物かもしれない。昔京都に六年住んでいたときも、よそ者の私は休みになると京都中騒ぎまわったが、京都の人はあんがい、あまり名所、お祭りとか行事には出歩かなかった。勤政殿はシーズンには人であふれかえる建物だが、ほとんど人がいなくて記念写真もきれいに撮れた。お二人は前にも見ているので、慶会楼キョンフェルを見たくらいで、後はざっと回った。奥の庭とか一昨年行った閔妃ミンピ殺害碑は工事中で見られなかった。

 休憩所はオフなのか、つぶれたのかやっていなかったので、道の反対側に目立たない喫茶店がありそこで休むことにした。コーヒーが400円。高目だが美味しいコーヒーで、他には誰もお客がいなかったので落ち着けた。店内のデザインもしゃれていて、Nさんに言わせると、飾りを壁の一面だけに限っているのは凝っている、ということだった。
  
 景福宮、勤政殿                  青瓦台チョンファデ


まだ余力があるので大統領府の青瓦台チョンファデまで見学することにした。歩いてしか写真は撮影できない。民俗博物館の方から向かったのだが、おまわりさんにパスポートと、C先生は身分証明書の提示を求められた。私は旅館に置いてきて持っていなかったが二人が持っていればかまわない感じだった。前に一人で行ったときは、目的を聞かれただけでパスポートは見せなくても良かった。多分、何人か固まると警戒するのだろう。

青瓦台の正面にも私服の警察の人がいて、C先生と話していたら、無線で日本人が向かっているという連絡があった、という事だった。彼に四人そろって写真を撮ってもらう。歩きながら私服の警官と先生が和やかに話していた。私服の人が言うには、日本人は向こう側に行ってはいけないというと、言うことを聞いてくれるから好感を持っている、という事だった。と、いうことは言う事を聞かないで反対側に渡ってしまう国の人もいるという事でしょう。どこの国の人かな? Kさんは腰が痛くなってタクシーを拾おうとしたが大通りまで空のタクシーは来なくてKさんにはつらい思いをさせてしまった様だ。ごめんなさい。

Kさんには旅館で休んでもらって三人で昔の骨董街、仁寺洞インサドンにまた行き、Nさんの香炉を探した。小さめで気に入ったのがあったので買うときに、少しまけてください、といったら、ウチはもともと安いからと断られた。でもNさんの話では表示の価格より千円安くなっていたということだ。この辺がケンチャナヨで、良く分からないところだ。ハングル教室のAさんからサンチュの種を頼まれていたので、花屋さんに先生が聞いてくれたが、もう少し春にならないと出まわらないだろう、ということだった。

その後、お目当てのピマッコル(裏通り)にあるマッコゥリチプ(マッカリの家)へ……。5時過ぎたばかりなのでやっているか不安で、一見閉まっているように見えたので、どうしようかと思ったが開いていた。午後1時から夜中までやっているという話だった。いつものオカミさんの話では近々、評判になったあの悪名高い?NHK出版の人が取材にくるということだった。インターネットのソウルナビくらいには載っているが、それでも日本名の落書きが壁に書いてある。NHKさん!あまり宣伝せんといてや。

三人でカナダライに入っているマッコゥリを1杯半飲んだ。少し良い気持ちになるくらいであまり酔ったという感じはしない。それよりお腹がいっぱいになる。つまみはハングルでセチという、日本では見かけない焼き魚が出てくる。名前は忘れたが巻貝のなんとか言うサラダを頼むと、かなり辛いシーフードサラダが出てくる。一昨年11月に6人で来たときはサービスで出てきたつまみだ。スルメも入っている。

勘定を払って、出ようとしたときに『私12年前にここに来ました!』とC先生。出口付近の柱で思い出したらしい。もっと本当に小さい店だったということだ。店を出てからお金の払い方での日韓の違いについて先生と話した。韓国では学生でも、まず割り勘はしない。そのときにお金のある人が払う。

日本でも上司と部下の関係や、久しぶりに会った人とはおごったりおごられたりはするが、日常的に仕事で会ったり、今回の様に旅行にグループで行くときはキッチリ割り勘にする。それが一番簡単だし気を使わなくて済む。私も日本人として一番気が楽だ。でも韓国ではやはりその辺が大まか、ケンチャナらしい。親しい間で割り勘なんて他人行儀だと思うのだろう。ここにも日韓のかなり大きい違いがあって面白い。


 ピンデット


因みにドイツとオランダは侵略した国と、された国同士で、日韓と同じような関係にあるが、ドイツ人は韓国人と同じ考え、オランダ人は『ダッチ勘定』と馬鹿にされるくらいキッチリ割り勘にする国民性だ。侵略した方とされた方、日韓の関係と逆になっているのが面白い。地下鉄チョンノ3ガで、先生とは三月の授業まで、ひとまずお別れ…。本当に良い先生に巡り会って幸せだ。二回り下の丁度同じネズミ年だから娘の年齢。あまり干支占いとか信じないけれど何故か気が合うのは干支が同じせいもあるのかな?ついでに、今回ご一緒のNさんは丁度一回り上のネズミ。彼とも、もう知り合って20年近くになる。

旅館に帰ってKさんの部屋に声をかけたらまだ夕飯は食べてないということなので、8時半に近所のお好み焼き屋に行こうということになった。ヘムル・ピンデット海鮮お好み焼きと野菜お好み焼きを一人前ずつ頼む。700円でそれぞれ二枚ずつ出てきた。男二人は夕方食べて飲んだので丁度良い量だった。お客さんが結構入って賑わっている店だった。旅館の近所に美味しいお店があるのは心強い。飲み物はさすがにマッカリではなくビール(メクチュ)を一本。


2月17日(木)
9時過ぎ、今朝もやはりハンデクク。Kさんも考えるのが面倒くさいからと結局三人で食べる。昨日の午後から随分食べて飲んだので、ご飯は半分で良い。今朝もお店のお兄さんは具合が悪いらしい。歩いて昌徳宮チャンドックンへ。10時半からの日本語ガイドと一緒に見学するシステムになっている。この日のガイドさんは、いつもにも増して歩くペースが速いし、写真も撮りたかったので、初めから遅れ目遅れ目で、マイペースで見学した。


  昌徳宮 カンファムン


Kさんは初めて。Nさんも初めてだと思ったが、漢字を勉強したいので日本語を習ったというガイドさんと一緒に見学したことを思い出した。お名前は胤さん(呼び方は忘れた。御落胤の胤の字だけ印象に残っている。) あのときのガイドさんは流暢な日本語だった。今回の人はあまり聞き良い日本語ではないので余計マイペースの見学になったのかもしれない。そして人数も100人以上はいたと思う。30人以上は一度に一人のガイドさんで廻るのは無理がある。


    仁政殿インジョンジョン



  後 苑



  後 苑

でもおかげで人がいないと建物や庭園の良さがいっそう感じられる。特に後園(秘苑)の池の周りの、建物の景色は冬でもなかなか…、ワビサビの興がある。池の氷は人が乗れるほど厚くは凍ってはいなかったから寒気はそれほどでもなかったのだろう。日本に帰ってから見た映画『酔画仙』のロケ地にもなったところだ。不老門をくぐったからKさんはもうあまり?年をとらないよ……!? 楽善済の建物も鄙びていてステキだ。特に障子窓の桟の模様には心ひかれる。

  
                       楽善斎 ナクソンジェ


お昼はやはり旅館の近所で石焼ビビンバ。まずくはないがやはり500円の値段相応かな?器は石ではなく金属だったし…。今や900円になってしまったけれど明洞ミョンドン全州中央会館の石焼は、悔しいけれど、それなりのことはあるのかなぁ?

旅館に帰って昼休みをして、Kさんは垢すり、エステ。近所の銭湯はつぶれてしまったので元の雲堂旅館ウンダンヨーグァン後にできたサウナの垢すりを予約する。夜、彼女から聞いた話では、快適だったけれど時間は二時間もかけずに一時間ちょっとで終ったらしい。

昨年Ne氏とSさんが入った銭湯では特に女性は二時間かけて垢すりと顔のエステをやってくれたという話だ。同じ2000円でも場所によって違うのがわかった。もっと高級っぽい所では5000円位の所もあるらしい。

男二人は登山用具の買いつけと散策。チョンノの通りの路上でLPレコードを売っているお兄さんがいた。何と、すべて一枚200円!クラシックもあり、傷も無いようだったので5枚買った。しめて1000円!! 順不同で、チャイコフスキーのピアノコンチェルト。リヒテル独奏、伴奏ウィーンフィル、指揮カラヤン。もう一枚同じ曲で、こちらは30年前のアシュケナージ、ロンドンフィル、指揮マゼ―ル。 白鳥の湖と胡桃割り人形の組曲、ベルリンフィルで、ソロバイオリンは伝説のシュヴァルべ! イエペスのギター、バッハやスペインの名曲集。 ポリ―ニのショパン、24のプレリュード。アシュケナージのはデッカで後の四枚はドイチェ・グラムフォン。1970年代の録音。私の予想通り、アシュケナージのだけは所々傷があったが後の四枚は新品同様であった。

  
             東大門 全州家  豚足チョッパル


高速道路を元の川に復元しているチョンゲチョン通りの東大門の近くに全州食堂チョンジュシクタンという焼き魚定食屋があって、魚をつまみに飲むことができる、とガイドブックにあったのでそこを目指した。何回か道を聞いて入ったが名前はチョンジュチプ全州家だから違う店だったのかもしれないが、魚類は全く無かった。その代わりスンデとか、チョッパルなど、次の日屋台で食べる物が主流の店。他の店でも豚足チョッパルを食べて見ようと大中の中を頼んだ。出てきたのを見てびっくり!豚足が山の様に盛られて出てきた。値段も1700円といいお値段だし少なくないのは解っていたが、まさかこれほどとは…!

でも食べていたら盛ってある中の方は骨の部分だったので少し安心した。上げ底ならぬ上げ骨。でも美味しいチョッパルだった。日本の豚足はほとんど骨の周りのゼラチンだけで、しょぼくれているが、韓国のは柔らかい部分も肉厚にあって豊かな気持ちになる。ドイツのアイスバインと同じだが、ドイツのは自分でそれこそ山のような塊を自分で切らなければならない。ただナイフで刻んで食べるのみ。韓国のは食べ良い大きさに切ってあって、チシャ菜でくるんで食べても良いし、色々な食べ方が楽しめる。

そこのアジュマは写真のように、見るからに陽気なおばはんで、何と仕事中なのにマッカリを飲んでいるではないか?!けしからーん!? 罰として?早速もう一杯すすめて、会話が弾んだ。雪嶽山に登った話とか映画の話を始めたら、もう一人の少し若いアジュマも話に加わって盛りあがった。韓国映画のスキャンダルとかオアシスを見て、チョン・ドヨンとムン・ソリのフアンになった、といったらもう大変!!次から次に映画の話になった。お店を出るときは写真を撮らせてもらった。ぜひまた行っておばちゃん達とお話したい。それにしても焼き魚の全州食堂チョンジュ・シクタンはどこに行ってしまったのだろう?


  全州家のおばさん達アジュマドゥル


 旅館に帰る途中にCD屋さんがあったので、大阪のNちゃんに頼まれた、アン・チファンのCDを買った。900円。旅館に帰って夕食に出かけるまで腹ごなしに散歩を兼ねて、もう一度1000ウォンショップに行く。Hビデオ、セクシーメイルと、もう1本はまともな映画、秘密ピミルを買う。もう荷物を増やしたくないので買わなかったが、ビデオCDもたくさん売っていた。

 夕食は近所の焼肉屋の、お兄さんお薦めの店で、わざわざ案内してくれた。二三分行った所のお店で、鱈鍋とでも行ったら良いのだろうか?鉄の鍋で鱈と野菜を煮て食べた。味は悪くないし、芹やえのきなど野菜がたくさん入っていて良かったかな?値段も1人前700円と安かった。

でもせっかく鍋を食べるのならもう少し他の魚も入っているほうが良いなぁ。蟹とか海老、貝とか……。 食べていたら迷彩服を着て黒いヘルメットをかぶったアコーディオンの流しのおじさんが入って来た。二曲ほど歌って、Kさんが日本の演歌をリクエストしたら、それも弾いてくれた。一人100円ずつカンパ?雰囲気はしんみりして良かった。迷彩服もまだ徴兵制があるから仕方がないかな?

  
  鱈鍋                        アコーディオン流し


2月18日(金)
 いよいよ実質的な最後の日。Kさんは多分部屋でパンかなにかを食べたのだと思う。私とNさんはまたまた、あくまでハンデクク。お店のお兄さんはまだ元気が無かったけれどこの日は出てきて働いていた。旅館で待ちあわせて、Kさんも一緒に民俗博物館見学。国立博物館は残念ながら10月の移転開設までお休み。民俗博物館もNさんは前に一度見学したことがある。100円で日本語のガイドをイヤホーンで聞けた。結構丁寧に聞いたら二人とはぐれてしまった。韓国の生活が全体的に勉強できて、ここはここでなかなか面白い。

  
  土俗村トソクチョン              宗廟チョンミョ



お昼は景福宮の反対側にある土俗村トソクチョン。大変な繁盛で案内のお兄さん四五人が無線で連絡をとって空席を手配していた。私とNさんは参鶏湯サンゲタン、1300円。Kさんは、あまりお好みでないようで、ヘムルパジョン海鮮お好み焼き1500円、かなりの量で一人では食べきれない。味は美味しい。何年か前に一人で来たときやっと食べた記憶がある。サンゲタンも量がかなり多い。でもその分、明洞の百済ぺクチェサンゲタンに較べると少し大味かなという感じがした。結構日本人が多い。観光コースの一つにもなっているようだ。

 タクシーで旅館まで帰って3時まで昼休み。16日タクシーで帰るとき、ただ『チョンノ3ガまで』といったら車の混む大通りを大回りして通って、しかも左折できないので、手前で降りなければならなかったが、今回は『昌徳宮からチョンノ3ガの手前まで。』と言ったら丁度旅館の所で降りることが出来た。タクシーはまだ160円から始まるが、テレビのニュースでは値上げの計画があるらしい。タクシーの運転手さんも何時からかはまだわからないと言っていたが…。ついでに地下鉄も90円になっていた。観覧料も、景福宮は100円から300円に…。それでも安いが、少しずつ値段が上がっている。

 Nさんは戦争博物館を見学したかったようだが、ガイドブックを読んだら、1日かけても見切れない、と書いてあって5時閉館で、4時まで入らないと入館できないと書いてあったので、次回にすることにした。途中、朝鮮王朝、歴代の王様の御墓、宗廟チョンミョを見物する。ユネスコの世界遺産に入っている。ここもNさんは前に見物した所で申し訳無かったが…。ここもあまり人がいなくて、ゆっくり鑑賞したり、写真を撮ることが出来た。

 広蔵市場カンジャンシジャンのいつもの店で、主にメンタイコを買う。Kさんは500gのを7個!Nさんは1kgを一個。私は500gを一個と小さい蟹の明太漬けを買う。メンタイコは、本当は1kg、2500円だけども2400円にまけて、500gでも1200円にしてくれる。包装も丁寧だ。主人夫婦とも少し日本語が出来て、何よりも大変感じが良い。海苔も今回はついでに、そこで買った。そして、やっぱり奥さんは美人で可愛い。

  
 広蔵市場カンジャンシジャン屋台         ヨン様と…

 となりのいつもの屋台で食べる。私とNさんは、昨日は豚足をイヤと言うほど食べたので、主にスンデを食べる。Kさんは食わず嫌い。酒のつまみには最高なんだけどなぁ!チャプチェ春雨、キムパ海苔巻、カクテキ、青菜キムチ、マッカリ二本。善哉。これで2000円。屋台のアジュマは昨年に較べ急に太ったようだ。例によって一緒に写真を撮る。

 帰りも旅館まで歩いて帰り、Kさんは途中洋服屋さんの前にヨン様の等身大の写真があったので、並んで記念写真を撮る。昨年から旅館の近所にスーパーが出来て売店よりも少しずつ安い値段でお酒も買える。Kさんは、マッカリ110円と、百歳酒ぺクセジュ300円位、をお土産に買ったようだ。

2月19日(土)
 いよいよ帰る日。朝6時過ぎに起きて旅館出発。お兄さんは珍しく起きてくれて、握手! 『また6月に来ます。』と言ったら『どうぞいらっしゃい!オソオセヨ!』ということだった。6時半のバスは行った様だったが、次のバスも割合早く来て順調にインチョン空港に着いた。成田に着いたら少し雨が残ってソウルよりも寒かった。

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