17回目の韓国
                                   加藤 洋男

10月に引き続いて11月にもソウルに行った。今回はハングル教室でご一緒のMさんと、初めの頃のハングル教室でご一緒だったNさんと、同じマンションのSさん、二人ともMさんのお仲間。それに私の近所のGさん、5人の旅行だった。

NさんとGさんは仕事の関係で3泊、あとの3人は5泊の旅だった。公園や街路樹の紅葉が本当にきれいだった。ソウルの秋を満喫した。


   
    定宿、世和荘旅館セファチャンヨーグァンの裏通り (私の好きな所)


2004.年11月8日(月)
 
飛行機は順調に午後4時過ぎに仁川インチョンに着いて、バスもすぐ来て、荷物も預けなかったので、6時前には旅館に着いた。部屋割りをして部屋代の計算。いつも計算するお兄さんがいなくて、掃除大好きアジュマ・おばさんが計算に立ち会ったのだが、掛け算ができずに電子計算機で全部、足し算で計算するのには唖然とした。
 3人の5泊は時間をかけて計算してクリアしたが、あと二人の3泊の計算がどうしても合わず20分位かかってしまった。最後は二人とも思わず笑いあってしまった。

  
 
  手前のサニーレタスで焼肉を包んで食べる。
  サニーレタスはなくなるとお代わり自由。


 
すぐ近所の焼肉屋さんで食事。昨年の11月に開店したときから最初の夜はここで食べるようになった。テジカルビ、豚肉の焼肉だがおいしい。サニーレタスで包んで食べる。もう少し上等な所だと荏胡麻の葉などでも包むが、ここはサニーレタスオンリー。

でもキムチや、いろいろ副菜が付いてビール、マッコゥリを結構飲んで、一人800円は安い!(今月は、10月に比べ若干円の率が良いが、100円を1000ウォンで計算)


日本だと何回も書くが、キムチや副菜、野菜も別料金だが、韓国では全部含んだ料金になるのでこの値段になるのだろう。サニーレタスも何回もお代わりをした。結構繁盛しているお店になっている。女性が多いと人数分より少なく、今回は5人で4人分にしてもらったのだが、かなりのボリュームでやっと食べると言う感じだ。

食後、鐘路チョンノの街を5人で散策。月曜なので週末に比べれば静かな感じだが、それでも屋台の数がすごい!オデン、トッポッキ、スンデ、鯛焼き、焼き栗、蚕のさなぎ!?スルメ、お好み焼き、それに飲み屋の屋台。お祭りのようだ。それに色々なファッション用具などなどetc.etc…。
この日散歩した所では、以前開店していた、たこ焼きやさんは見当たらなかった。



11月9日(火)
 朝6時に目が覚めてテレビを見たらアメリカがイラクのファリュ―ジャに攻撃を始めたニュースで、怒り心頭!第2のベトナムになること間違いなし。でも罪のない一般市民も殺戮するのだから、心が痛む…。今に天罰が当たるぞ!!ますますアメリカが嫌いになる。米軍はもう存在理由がないのに日本にもいまだに居座っているし……、ブッシュにポチする、小泉も我慢がならない。ニュースで顔が出るたびに情けなくなる。あんな貧相なインチキ男が日本の首相だなんて……、でも選んでいるのは日本の国民だからなぁ! ああ!でも本当に情けない。


 朝早めに、いつものタプコル公園脇のハンデククで朝食。干し鱈の雑炊で、豆腐や大根、昆布が入って200円!ご飯が別に付いてくるので、雑炊が嫌いな人はご飯とスープで食べてもかまわない。ご飯も全部食べるとかなりの量になる。キムチと副菜が付いてくる。私は毎回通っているので馴染みになってしまっているようだ。

  
   モラン市場  喧嘩                           魚屋
   口喧嘩はよく目にするが,
    このような掴み合いの喧嘩は初めて。(理由不明)



  
   雑穀屋                            餅屋さん

  


 地下鉄8号線の終点、牡丹モランまで1時間以上かけて行き、モラン市場見学。ここは4と9の付く日に開かれる5日市だが、ありとあらゆる生活必需品が並べられる。農産物、海水産物、それに家畜、ペット、乾物、生活用品etc.etc.etc.……。進行方向右端に、食用犬のお店がズラーッと並び、女性陣からブーイングが……。前に来たときはせいぜい、四五軒だと思ったが、食べ頃のおいしい?季節なのだろう。かなりの数のお店が並んでいた。美味しいと言う話は聞いているが、あとで述べる、垢すりとボシンタン(犬肉スープ)は、まだ試す勇気がない。

  
  穀物油屋 左のは絞り粕。奥の器に油がたまる。    貝、蟹屋


  私は、ドゥングレ(根っこを煮出す)500円分とノシイカを買う。Sさんは200円で干し昆布を買っていた。
 蚕室チャムシルのロッテワールドの中にある伝統食堂で、冷麺を食べる。この日は結構暖かかった。トンドン酒も飲む。ここのは結構美味しくて有名。隣の飴売り場のアジュマは別の人に代わっていた。私と同じ年のアジュマで、今回も会うのを楽しみにしていたのだが残念!土産物、瀬戸物売り場のアジュマは、私のことを覚えていて、他の人も色々買っていたようだ。

 私は別の売り場のアジュマに捕まり、玉ギョクで、できた手で握る小さい按摩器?が気持ち良いのと、2千円を千円にすると言われて思わず買ってしまった。今でも机の上に置いて愛用している。かなり気持ち良い。この売り場のアジュマ(ハルモニ?)は70歳だと言うMさんの話しだった。ここのアジュマ達は本当にすすめ上手だ。そして、値段も割合安いと私は思っている。

 ロッテデパートで海苔を買う。私はそこで作っているのを買ったが、四軒ほど出店になっているので、好みで皆さん色々買われていたようだ。
 旅館に戻って休憩して夕方は明洞ミョンドンに行った。いつものビエンナ眼鏡に行って、Sさんが遠近の眼鏡を買う。送料もいれて約2万だった。日本で誂る半分以下。ここのハンサム・マスターは、日本語ペラペラだと思ったら、何年か日本に留学して、葛飾区の青砥に住んでいたと言う話しだった。私のカミさんは立石出身なので話題が盛り上がった。サービスで5人とも眼鏡専用ねじ回しを頂く。
 
  
   百済ぺクチェサンゲタン
 
 


 百済ぺクチェ参鶏湯サンゲタンで夕食。ここも何回も来ている所。やはりおいしい。人参酒も注文。でも、ミョンドンは、日本で言うと渋谷みたいなところで、歩いていると、おじさんとしては少々疲れる。日本語の表示が目立ち、トンカスとか、ラーメン屋が増えてきた。あまり用事がなければ立ち入りたくない所だ。照明が必要以上に異常に明るい!

  
    街の黄葉                        タプコル公園 三一門 サミルムン


 旅館に帰って、9時半過ぎに、タプコル公園脇の裏通り・ピマッコルの奥に入ったマッコゥリチプ・ドブロクの家に5人で繰り出す。ここは去年の11月から行くようになった店だが、日本ではありえない店だ。まず保健所の許可が下りないだろう。Gさんは調理関係の仕事をされているので,食器やカナダライの扱いに眉をひそめたり,終いには笑い出していた

建物はバラック。先日の新潟震災級の地震があったら即、崩壊するような建物。お店の看板、メニューなどは一切無し。テーブルは足の高さががそろっていなくて,ガタガタ。ボール紙をあてがって調節する。椅子はリサイクルかなんかで調達したのか,ばらばら。壁はベニヤ板に、びっしり落書きが書かれている。(写真参照) でも、私は何故か、落ち着いてしまう空間だ。

お客は,圧倒的に若者だが,意外にホワイトカラーっぽいグループやカップルが多い。この日はたまたま一人だけうるさい学生グループが隣に来てしまったが,みんな割合静かに話しながらマッコゥリ(ドブロク)を飲んでいる。マッコゥリは何と!カナダライに入って出てくる。つまみは初めは塩焼き魚のみ。それを皆でつつきながらマッコゥリを飲む。魚はセチとハングルで女主人が書いてくれたが日本にはない魚だ。形は鯖とサンマの間くらいの大きさで,歯ざわりはホッケのようでもある。私の持っている結構詳しい韓日辞書にも載っていなかった。韓国独特の魚だと思う。塩焼きがマッコゥリの甘味に良く合う。

  
  マッコゥリチプ ドブロクの家 カナダライに入って出てくる。
 
 
   海鮮サラダ、美味しいけれど辛い。でも美味しい


マッコゥリの度数はビールよりもっと低い感じで,酔うよりもたくさん飲むとお腹がいっぱいになる。ここの60過ぎの女主人がなかなか素敵な方で,Mさんは昨年も来られたので意気投合していたようだ。


11月10日(水)
朝は8時過ぎにゆっくり出て水原スゥオンまで地下鉄1号線とそれに接続している電車で行った。9時半に着いたので,10時半発のシャトルバスまで,タクシーで水原華城スゥオンファソンの長安門と華西門、華虹門を回った。本当は2時間ほどかけて歩いて城壁を回ると趣が増す。数年前にカミさんと二人で歩いて、今でも印象深い所だ。

  
     水原華城 スオンファソン
 
    


民俗村へのシャトルバスは乗り場が駅出口より,前より近いところに移動していた。時間を確かめたら,11時半まで無いということだった。なんのために急いでお城を回ったのか?一瞬目の前にスダレが降りかけたが,それでは、10時40分に出しますということ…?理由を聞くのを忘れたが,他にもお客さんが何人かいたし,5人以上まとまればバスを出すようにしているのではないだろうか?やはりかなりケンチャナヨな感じがする。

  
   韓国民俗村 ミンソクチョン                野外かまど

  
 
   甕を保管する室・ムロ

 
  干し柿                            時代劇・TVロケ

 
 民俗村を見物し始めたら、天気予報通りに雨が降ってきた。農樂舞サムルノリ、綱渡り,伝統結婚式などのパフォーマンスはすべて中止になったのは残念だった。それから錫製品売り場の日本語堪能アジョシは定年で引退、別のオバさんになっていた。お昼は奥の市場食堂でチジミとかピンデット、などのお好み焼き、ビビンバ,どんぐりゼリー(トトリムック)などをツマミに、トンドン酒を飲む。
 食券売り場の表示は、相変わらず、トソドソ酒のまま!!売り場のお姉さんアガシは一見可愛いが、こちらの抗議に全く聞く耳持たず。去年とは別のアガシだが、性格ブス!! 別のアジョシに紙に書いて渡した。何回でも、しつこく書くけれど、トンドンとトソドソは、全然違う意味になるんだぞう――!! でもここのピンデットは、緑豆を挽いて焼いているので美味しい!

紅葉がきれいだった。水車小屋の前で記念撮影。KBSの時代劇?のテレビ撮影があちこちで行なわれていた。バスが出るまで時間があったので、雨宿りも兼ねて、土産物屋さんに行く。私はほとんど土産物を買わない男だが、ふと見ると、螺鈿が入った小物入れがデザインも良いし、作りがしっかりしていたので値段を聞いたら2800円とのこと。思わず買ってしまった。珍しいカミさんへのお土産。

 3時のシャトルバスで水原駅まで戻り、電車地下鉄で旅館に戻る。近くの銭湯で、NさんとSさんは垢すりを体験する。お風呂代は300円で垢すり代は男が千円、女性は2千円だと言うことだ。この値段の違いは、女性は顔のマッサージもやってくれて、時間も二時間くらいかけるかららしい。男性も一時間くらいは垢すりをやってくれると言うことだった。

Nさんの話しでは、どうやら30分くらいお湯に浸かって体をふやかさないと十分垢は取れないらしい。それに本当かどうかわからないが、男の場合は、おちんちんの袋の裏まで丁寧に垢を取ってくれるというNさんの話し。私は温泉でも5分以上はお湯に浸かるのが嫌な性分だし、局部まで丁寧に?触られるのはとても考えただけで、くすぐったい気がするので今回もパスした。7割くらいはやってみようかという方に傾いたのだが…。
 
  
  東大門、広蔵市場カンジャンシジャン屋台        明太子屋さん


そのあと東大門の広蔵市場カンジャンシジャンに行った。いつもの明太子屋さんで、皆さんかなり買われた。ここの家庭用明太子は絶対お勧め!なにしろ1kg、2500円だから500gの入れ物に分けてもらうと、かなり量をサービスしてくれて、1250円。Gさんは10箱も買われていたようだ。そして、ここのオモニはかなりの美人。御主人ともども大変感じが良い。

 そして食事はいつもの屋台。私の大好きな豚足チョッパル、韓国ソーセージ・スンデ。それからオデン、キンパ、チャプチェ、そしてマッコゥリ。 Mさんはお酒も飲まれるし、屋台が好きな雰囲気なのだが、チョッパル、スンデは全然駄目だという事がわかってビックリ…。私が、内臓とかチョッパル、スンデが異常に好きなのが日本人としては少し変っているのかもしれない。豚足が結構残ったので包んでもらって、旅館のお兄さんに、好きですか?と聞いたら、途端にパーッと目が輝いて、アジュ、チョワヨ―!!ものすごく好きです!!というご返事だったので、差し上げました。コラーゲンたっぷりだから女性は美容にも良いと思うんですがね……。


11月11日(木)
 
この日の朝、GさんとNさんは帰られるので、朝6時過ぎ、地下鉄の駅までお見送りした。ラッシュになるかもしれないと思って地下鉄でキンポ空港まで行ってバスでインチョンまで乗り換えと思ったが、まだ真っ暗で、ラッシュ時間には早く、直接空港までのバスに乗ったほうが良かったのかもしれない。ただ地下鉄5号線の乗り場まで、旅館から近いのが取り柄だ。時間によって使い分ければ良いのだろう。
 

 
      宗廟 チョンミョ


 三人でまず、旅館近くの宗廟チョンミョ見学。ここは朝鮮時代の代々の王様が祭られている建物。ユネスコの世界遺産にもなっている。日本語ボランティアの、孫ソンさんにガイドをお願いした。学芸員ということで、かなり専門的なことも流暢な日本語で解説してくださり、嬉しかった。これからは可能なら、ガイドをお願いした方がより理解が深まると思った。

  
    昌徳宮 チャンドックン

  
   後宮(秘苑)


        
          楽善済 菱形障子戸


 その後、昌徳宮チャンドックン見学。昨晩、Mさんのお友達のC夫妻と電話が繋がって、昌徳宮チャンドックンの見学後に会うことにした。 昌徳宮は紅葉が大変きれいだった。写真撮りまくり!! 特に後宮・秘園の庭園の紅葉は見事だった。ガイドさんはまだ30代の女性だったが流暢な日本後で、時々冗談が出てなかなかよかった。では次の所にどーぞ!という『どーぞ』のアクセントが、尻上りになってユーモラスな感じがした。時間が決まっているのか、やはり歩くペースはかなり速い。

 見学後にC夫妻に電話をしたら、出口のそばのガソリンスタンドに車を止めて待っていて下さった。お昼は車で30分以上走り、国会議事堂も通ったから江南カンナム地区にある店だと思うが海鮮鍋・ヘムルタンをご馳走していただいた。生きた手長蛸、イカ、巻貝、ムール貝、海老、それに、もやしや春菊などの野菜が大きい鉄鍋に入って、味付けはにんにくとコチジャンでするとのこと。切ったイカは煮える前にわさび醤油で食べなさいということだった。

  美味しい!!今回の旅行で最高の料理だと思う。最後にご飯にきざみ海苔、野菜を細かくしたのをいれて、炒飯にして食べた。これが海鮮のすべての味が染み込んで絶品!!お焦げもこそげとって食べた。伝票をチラッと見たが、見間違いでなかったら大鍋が4500円と内容の豪華さの割には安かった。ヨイドの近くには水産市場もあるから、多分、穴場のお店なんでしょう。それにしてもCさん、カムサハムニダ!


  
   C夫妻と                           海鮮鍋 ヘムルタン

  


 Cさんは会社の重役さんをやっておられて、車も運転手付きの車だった。Mさんの希望で、南山地区にある安重根記念館に車を回してもらう。タクシーで行ってもそうだが割合わかりにくい所にあって、運転手のお兄さんも何回か迷っていた。時間があれば地下鉄の駅から歩いて行った方が運動にもなって良いかもしれない。Cさんは仕事があるという事で奥様がご一緒してくれた。ここは、私は5月にも来た所だ。

安重根は日本では伊藤博文を射殺したテロリストとして知られているが、韓国では侵略者を倒した英雄として称えられている。私の見解は…、その当時の社会状況でやむにやまれぬ行動だったことは十分に理解できるが、でも行動そのものはテロではなかったのか?という疑問はやはり払拭できない。それと伊藤博文の15の大罪として最後に、明治天皇の父親の殺害を画策した罪、とあったがこれはどういうことなのか?近所の図書館で調べてもわからない。もっと大きい図書館で真相を調べて見たい。歴史に詳しい方がおられましたら教えてください。

 旅館まで車を回してもらい、Mさんは次の日の昼までCさんの家で過ごすことになった。私とSさんは夕方まで部屋で休んで鐘路チョンノのチョンノ3ガ駅の方からだと割合手前にある韓一荘ハニルジャンという料理屋さんでカルビチムとカルビタンを食べる。ここは昨年Mさん、KさんTさん、Siさん達と来た所だがスープのお味が絶品!

 それから結構お腹はいっぱいになったが、歩いて仁寺洞インサドンまで行ってオウロンドウロンという民俗酒場で濁り酒を飲む。午後は車に乗りっぱなしのせいもあってか、あまりお腹が空いていなくて、食事でお腹がいっぱいだったが、なにかつまみを取らないと悪いかなあと思い、豆腐キムチを注文する。かなりのボリュームで食べきれなかった。考えたらお酒にはキムチとか福菜が何品か付くので、食事の後には無理してツマミを取らなくても良いということに後で気がつく。
 
  
    景福宮・慶会楼 キョンフェル              香遠亭 ヒャンオンジョン


11月12日(金)
 今朝から、急にすごい冷え込みになった。持ってきたフリースを着込む。二人でまた例のハンデククに食べに行く。昨晩ずいぶん食べたので、ご飯は一人前の半分ずつで十分だった。そこから歩いて景福宮キョンボックンを見学。入場料は100円。たしか200円で日本語の音声ガイドが借りられる。これがなかなか懇切丁寧で大変良かった。ポイントの番号の場所で、ポイントの番号を押して再生ボタンを押すと、何回でも説明してくれる。景福宮全体の説明も的確で丁寧だった。開門は9時だが、圧倒的に日本人ツァー客が多い。『冬ソナ』の影響か、特におばさんたちが押しかけて記録的な韓国訪問人数になりそうだということだ。うれしいことではあるが、シーズンオフでも飛行機代があまり安くならなくなったのが私としてはつらい!

  
                銀杏拾い


途中の街路樹でも拾っていたが宮殿の奥の方に銀杏の実がたくさん落ちていて、二人のアジュマ、ハルモニ?が嬉しそうに拾っていた。「たくさんありますね!マーニイッソヨ!」と言ったら、「本当にチョンマル・マーニイッソヨ!!」とおばあちゃん達が嬉々として答えた。景福宮には帰る時間10時を過ぎると、修学旅行、遠足の子供達がワンサカ見学にくる。
     
     
           勤政殿 クンジョンジョン


 景福宮の裏にある大統領府、青瓦台チョンファデの写真を立ち止まって撮るには歩くしかない。Sさんは歩くのはかなり平気なようなので久しぶりに歩くことにした。青瓦台へ行く道路の入口付近で、私服の方にうんじゃら訊かれたが、日本人で観光です、と言ったら何の問題もなく通してくれた。青瓦のきれいな建物だ。バックの山が丁度真後ろに納まって、そういう場所を選んで建てたのだと思うが、何となくすがすがしい気分になる。団体のバスが見学に来ていた。個人でも月によっては申し込むと週末に中を見学できるそうだから一度見てみたい。
     
     
           大統領府・青瓦台 チョンファデ


 タクシーを待ったが団体のバスがズラーッと並んでなかなか来ないし、道路がひどく混んでいるので旅館まで15分ほど歩くことにした。途中仁寺洞で袋小路に入ったりしたが、Mさんとの約束の時間、12時少し過ぎに旅館に着いた。少し休んで、お昼は仁寺洞の宮グンと言う店でムルマンドウ・水餃子。一人前、大きい餃子が6個なので2人前だけ頼んだが、少し物足りなかったかな?でも少し食べ過ぎていたから、ちょうど良いかもしれない。

 タクシーで徳寿宮トクスグンまで行き、二人には待ってもらい、走って奥の貞洞劇場チョンドンクッチャンまで行き予約。その後、徳寿宮見学。正門は工事中で右奥の入口から入った。無料ガイドをしてくださるという事でお願いした。崔チェさんという多分30代の女性だと思うが、女性にお年を聞くのは失礼だと思うので訊かなかった。

 日本語がお上手なので、「オディ、イルボノ、コンブへッスムニカ?(どこで日本語を勉強しましたか?)」と訊いたら、「オディエソ!イルボヌル!……」ときつく訂正されてしまった。少しむっときたが、めげずにその後、「昨日は昌徳宮に行って、今日の午前中は景福宮を見学しました。」などと一応ハングルで色々説明したら、あなたの韓国語はとても良いとお褒め?(お世辞)を頂きました。


 一時間ほど日本語で丁寧な説明を受ける。ここは3回ほど来ているが初めて本格的な説明を受けた。やはり朝鮮時代末期の国際社会情勢、日本の侵略や、ロシアとの関係が鮮明に浮かび上がるすばらしい説明だった。日本語も少し、テニオハがおかしいかなぁ?と言う程度のかなり流暢な日本語だった。珍しくガイドさんと一緒に写真を撮る.

  
  徳寿宮 トクスグン                     ガイドさんと(顔が不鮮明なのが残念!?)
 

 そのあと4時から近所の貞洞劇場チョンドンクッチャンで伝統芸能鑑賞。私は3回目だが前回より格段に演出とかに工夫が見られた。マイクで拾う音量も抑えられていたし、伝統芸能と、新しい創作的な物も大分整理されてあまり違和感が無く鑑賞できた。前回の私の感想が届いたのかな?? パンソリはすばらしい芸能であることは理解できるが、できれば大体の物語のあらすじを字幕で説明してもらえると、感動が増すと思う。

 最後のパンムル農樂舞の、首でテープを回すのは何回見ても感動してしまう。首でテープを回しながら、自分自身も飛びまわし?回転をする芸にはヤンヤの拍手と歓声、指笛が飛んだ。最後、長大なテープを回してそれで縄跳びをしたりするのもすごい!!テープが絡まってしまったりするアクシデントがあったが完璧過ぎるより、楽しいではないですか?おじさん許しちゃいます!

 昨年は公演終了後、私だけ勝手に表に飛び出して写真を取り捲ったが、今回はあらかじめお知らせしたので、お二人ともしっかり、一緒に踊りの輪に入って束の間の韓国芸能体験をされたようでした。出演者の方々とも一緒に写真に入っておられました。

 地下鉄で旅館に戻り2時間ほど休憩。最後の晩餐は、やはり鐘路チョンノにある春川チュンチョンタッカルビに行く。タッカルビとは今、日本でも流行っている鶏鍋のこと。

チュンチョンは『冬のソナタ』の舞台になったところでツァーが組まれて大人気の場所らしい。(私は正直、冬ソナ、そのものに全く興味がわかない)
前にお昼に、二三度来たときは元気な店だなと思った程度だったが、夜は勘弁!とにかく店員がやかましい!!表で並んでいる人もいたので、客の回転をあげようということなのだろうか、注文を大声で復唱してそれをまた何人かで繰り返す。

 大昔バイトしたことのある、『つぼ八』を思い出した。片付けるのも早いというよりも、がさつで落ち着かない。なんか、こちらが餌を与えられている鶏のような心境になる。それで、タッカルビと言うんだろうか!?Mさんが『ここは食堂の佐川急便ですね?』といわれたが、まさにその通り!今は佐川も、前よりもう少しマシになっていると思うが…。Sさんが『色んな傾向の所で食事できて楽しかった。』と慰めてくれたが、特に週末の夜はオジさんオバさんの行く所ではない。 でも結構しぶとく粘って食べた.

 
   
      鶏すき焼き タッカルビ


 値段は安くて美味しい。1人前550円。日本だと高い店は、キムチなどは別料金で2千円近くとる店もある。ここはキムチ、副采、ソフトドリンクはフリー。ただ、追加のコチュジャンを拒否しないとかなり辛い食べ物になる。すごい勢いでかなりのコチュジャンをぶち込まれそうになったので、間一髪『アニョテッソヨ!!いりません!』で、事無きを?得た。主食にスパゲッティのようなうどんを絡めて食べる。若者達はさらにご飯を追加して、コチュジャンをぶち込んで食べるようだ。取り放題の副采の中に、丸大根を酢とわさびの中につけたようなのがあったのが変った味がして面白かった。

 食事後、旅館に帰って三人で、Mさんの部屋でささやかな最後の乾杯!近所のスーパーで買った四合瓶110円のマッコゥリと百歳酒ぺクセジュ(度数が15度の薬酒でスーパーでも280円くらい)を飲み、Nさんが前々日買ってくれた残りのツマミで静かに?談笑。
アンニョン・チュムセヨ!おやすみなさい!

11月13日(土)
 朝6時半旅館出発。仁川インチョンまでの直通バス停まで地下鉄よりは遠いが、たいした事はない。バスはすぐ来た。ラッシュにも会わずに順調に空港に着く。空港の荷物検査は予想以上にかなり厳重で、私の登山用品も引っかかる。でも顔を見たら、即?パス。顔パス?靴も脱がされてサンダルに履き替えて検査。後は順調に帰宅。


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