新緑の韓国♪♪雪嶽山ソラクサン山行記完成!!
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   韓国東部を走る太白山脈に位置する雪嶽山は大青峰1708mを
  主峰とする山だ。花崗岩からなる岩肌は奇岩奇峰を形成し、大自
  然の雄大な姿を見せてくれる。
   新緑と高山植物の咲き乱れる春、濃い緑に覆われる夏、紅葉の
  秋、白銀の冬。四季折々に装いを変える山岳美は、国内外を通じて
  広く知られるところだ。
   年間を通じて訪れる人の絶えない国立公園となっている。

                    (『地球の歩き方 ’98〜99版』より)





           
韓国・雪嶽山ソラクサン 山行記
                                           
加藤 洋男


  金剛窟クンガンクル内部から見た千仏洞チョンブルドン

2004年10月4日から9日まで、同じ登山クラブのKさんと、韓国・雪嶽山ソラクサンに登って来ました。実際に登山に要したのは5日と6日でした。最初の予定では6日に五色温泉オセクオンチョンに泊り、7日にソウルに帰る予定でしたが6日の午後のバスでソウルまで帰ることができました。予備日も使わなかったので、7日と8日、丸二日ソウル見物もすることが出来ました。5日6日ともすばらしい天気でした。一言で言って予想以上にすばらしい山でした。紅葉も中腹は大分色づいている木々がありました。

    
   権金城クォングムソン・ロープウェイ             新興寺シヌンサ・門


   
  シヌンサ・大仏                           シヌンサ・本殿


10月5日
 
朝5時にソウルの旅館出発。地下鉄で3号線の高速ターミナル・コソクトミノルで始発6:30束草ソクチョまで高速優等バス。2050円。一列が三人掛けでゆったりしている。10:20ソクチョ到着。近くのスーパーで6日の朝の海苔巻キンパとパン、アルコールを求める。全部で約千円、安い!因みに今回は千円が丁度一万ウォンとなり、円のみで表示する。

 近所のバス停から雪嶽公園ソラクコンウォン行きのバスに乗る。10分ほど乗って75円。ソラクコンウォンからロープウェイ(韓国ではケーブルカーと呼ぶ)に乗ろうかとも思ったが、待つ時間が勿体ないのと紅葉はまだなのでやめにして、飛龍瀑布ピリョンポッポまで往復約2時間歩く。韓国語では滝のことは小さい滝でも瀑布と呼ぶ。ポッポと言う響きが面白い。途中もいくつか滝があってなかなかすばらしい眺めだった。途中や滝の近くで小さいリスが寄ってくるので、可愛いと思って写真も撮ったが、どうやら餌付けをしているようだ。かなり複雑な気持ちになった。滝の帰りに『山菜ビビンバ300円』の看板につられてお昼を食べる。季節がら干し山菜を戻した具だったが美味しかった。
    
  飛龍瀑布、途中の滝                      飛龍瀑布ピリョンポッポ


    
   ピリョンポッポ・餌付けのリス                千仏洞チョンブルドン・恐竜稜線


    


 
飛仙台山荘ピソンデサンジャンには14:30分到着。電話で予約していたのでスムースに部屋に通された。リュックを置いて往復約50分ほどの金剛窟クンガンクルに行ってみた。1400年ごろに自然の洞窟を掘って作ったようです。千仏洞チョンブルドンの絶景が広がる。HPで知り合ったFさんに進められたところだが感謝!

    
  飛仙台山荘ピソンデサンジャンから 千仏洞渓谷チョンブルドンケコク


    


 
山小屋に戻ってお金を払う。宿泊費は500円で布団が2枚で200円、計700円!15時半頃からビール、マッカリを飲み始める。はじめ食堂の脇の野外テーブルでバーナーを使おうとしたら、お兄さんがあわてて自炊専用の別の場所を案内してくれて宿泊所の脇で飲み食いした。どうやら食堂と小屋とは管理が違うようだ。このピソンデは軽食が食べられるので自炊する人はあまりいないようだった。

    
   クンガンクル内部から見た千仏洞チョンブルドン   金剛窟クンガンクル


    


 食事はレトルトのカレーとご飯。10分ほど暖めれば良いので簡単。それに卵スープ。生協のだがこれも熱湯を注げば即出来あがりでおいしい。まだ焼酎ソジュが残っていたので、せっかくだから食堂でつまみでも頼んで飲もうということになった。「つまみ下さい。アンジュ・チュセヨ」と頼んだらまず沢庵とキムチが出てきた。これは丁度良いと思って飲んでいたら、何と!海鮮チヂミ・ヘルムパジョンまで出てきた。900円だが烏賊がゴロゴロ入っていた。でも食事は終っていたので少しだけつまんで、残りは包んでもらって次の日食べることにした。あとでソウルの別の店で値段を見たら、ヘルムパジョンは1400円と結構高い。
 8時頃就寝。後から入ってきた登山客がうるさかったので、静かにしてください!と注意したりしたがすぐ、ぐっすり眠った。何時か分からないが、管理人さんがもう一枚布団をかけてくれた。





10月6日
 
5時過ぎに目が覚める。まだ外は真っ暗だが明かりをつけて大勢の人が集団で登ってくる。かなり賑やかだ。Kさんも目が覚めたので準備をして5:20出発。
Fさんからは、朝6時半頃出た方が、明るくなって渓谷の景色が楽しめると言われたが、途中までは昨日見ているし、時間がどのくらいかかるか分からなかったので、早く出た。6時頃薄明るくなってくる。大きい梯子段のある川辺で6:30朝食。海苔巻キンパを一本食べたが、かなりのボリュームでおにぎり2個分近くあった。


 明るくなると千仏洞渓谷チョンブルドンケコクのすばらしい景色が次から次に広がる。2時間ほど登った所に陽瀑待避所ヤンバクテピソという小屋がありここは食事が出ないところなので川原で自炊の食事をする人達でにぎわっていた。

 
そこから登ると紅葉も所々始まっている。五連瀑布オリョンポッポは文字通り五連の滝が連なっていて見事だ。日本の山に掛けられている階段と違い二人分の幅の広い階段で、ほとんど危険はない。でもかなり急で長い階段もあり、100m以上高度が稼げる。

 若者のグループもいるが、平日のせいかほとんど、おばちゃん達!アジュマドゥル!日本のおばちゃん達も強いが韓国のアジュマには負ける。とにかく賑やかだ。おじさん・アジョシもそうだが、突然とてつもない大声を出す。

    


 ついでに言うと登山者のマナーと言うか態度の違いは……。まずすれ違っても挨拶を交わさない。たまに交わしても意外に、おはようございます!こんにちは!アンニョンハセヨ!ではなくコマスミダ・ありがとうございます!が多い。別に道を譲ったわけでもないのにちょっと面白い感じがした。マナーのついでに書くと日本では登り優先で狭い道では下りの人が道を譲るが韓国ではまったくそんなことはない。早いもん勝ちみたいなところがある。それからごみも日本以上に落ちている。ペットボトルや、ひどいのは、ごみ袋をそのまま置いてある光景も目にした。でも履いている靴を見るとスニーカー程度の靴が多いから日本の富士山のようにふだんあまり山に登ったことのない人でも登って来るようだ。韓国の登山全体の傾向と結論付けるには早いと思うが……。




 喜雲閣待避所ヒウンガクテピソ8:45を過ぎたあたりから下りの団体が異常に増えてきた。多分、御来光を拝んで下山するので、集中してしまうのだろう。一ヶ所、割合岩場の降りにくい所がありそこに下りの人が固まってしまったため、登る方は岩場を登ってすれ違わなければならない所もあった。

 小青峰ソジョンボンの手前は。かなりきつい登りで、ゆっくりゆっくり登ったがそれでもかなりきつかった。高度もあるのか空気が薄くなり息が切れる。ソジョンボンの頂上10:20は意外に三角点も立て札も何も立っていなかった。苦労して登ったので、拍子抜けがした。そこから頂上までは丁度40分、稜線歩きで楽な行程だった。

    
 橋、階段の幅は広い                      ソジョンボン手前の紅葉

 11:00ジャスト、雪嶽山ソラクサンの最高峰・大青峰テジョンボン到着。標高1708mと高さはさほどではないが、冬の寒さが厳しいのか這松が覆っているので、日本の東北の山を思い起こした。遠くの山並みと、束草ソクチョの町、遠く東海トンへ(日本海)が見渡せる。ここでもやはり、おばちゃんアジュマ達は頂上に着いた解放感もあるのか、恐ろしく賑やかだ。11:35五色温泉オセクオンチョンにむけて下山。


    
 大青峰ソジョンボンの頂上から遠く東海トンへ(日本海)    テジョンボン頂上



       初の海外登頂?成功!


 下山路は階段が高くて降りにくい道だった。途中で昼にヘルムパジョンを食べる。結構なボリュームだった。紅葉が所々見られたが、登山路のような景色の良い所はあまりない。かなり急な所もあり、あまり登りたくない路だと思った。南雪嶽ナムソラクの入口に14:30到着。コースタイムより約1時間早かった。そんなに急いだわけではないし、休憩も適当に取ったので割合甘めにコースタイムを設定しているようだ。

 市外バスターミナルまで、1.4kmと案内板に書いてあったのでタクシーに乗ろうとしたら、歩いて五分だから歩きなさい、と言うご返事。客待ちをしているのであまり近い距離は乗せたくない気持ちはわかるが…。1.4kmがどうして歩いて五分なんじゃい!!20分ほど歩いてたどり着いたターミナルは、田舎のターミナルらしく万屋さんのような店で切符を売っていた。4:35に東ソウル行きのバスがあるという事で、予定を変更してソウルに帰ることにした。当初の予定では五色にある民泊(民宿)に泊る予定だったが、温泉と薬水ヤクスくらいしかない田舎より、Kさんのためにもソウルまで帰って次の日朝からソウル見学をしたほうが良いと判断した。

 ビールをしたたかに飲む。登山が終った後のビールは本当に美味しい!!万屋?さんのお兄さんは結構忙しそうだったがカワハギの干物はあぶって出してくれた。魚や野菜まで扱っていて、バスの切符も全部一人で裁いているのには感心した。近くの土手に棗の木があって、何人か実を取っていたので私も取ろうとしたがすでに取りつくされて五個程しか取れなかった。子供の頃を思い出した。ビールをかなり飲んだので、トイレを聞いたら、ないのでその辺の草むらにしろ、と言うのにはびっくり。女の人や大きい方はどうするんだろう??ターミナルと言っても、そのお店の路の反対側でバスを待っているという具合だった。

 東トンソウル行きのバスは普通の高速バスで1500円。はじめは山の中を通って景色がすばらしかった。かなりクネクネと山道を走り、知らない町を走って、高速にはいったのは暗くなってからだったが、トンソウルのターミナルには8:30過ぎに着いた。距離がソクチョより大分短いのだと思う。五色オセクからソウルの旅館に電話したときは部屋が空いているかはっきりしなかったが二部屋空いていて良かった。その晩は近所の食堂でカルビタンを食べた。500円で美味しかった。

     
  昌徳宮チャンドックン

    
                                   不老門 面白いガイドのアジュマ

10月7日・8日・9日
 7日8日、両日とも朝はタプコル公園脇のハンデククで干し鱈の雑炊200円を食べる。

    
  干し鱈の雑炊 ハンデクク 200円!           ピョンヤン・マンドゥ 水餃子・インサドン宮グン


7日は景福宮キョンボックン、国立民俗博物館を見学したあと冷麺、昼休み2時間。午後は宗廟チョンミョ見学。夜は広蔵市場カンジャンシジャンの屋台と裏通りピマッコルのマッコリチプ。 8日は昌徳宮チャンドックン見学。日本語ガイドのおばさん(60過ぎ若い!)が結構面白い人だった。昼は仁寺洞インサドンで水餃子。午後は国立中央博物館見学。夕方明洞ミョンドンに行ってKさんは眼鏡を誂え、百済参鶏湯ぺクチェ・サンゲタンで夕食。両日とも結構ハードな日程になりました。5日間とも雨が降らなかったと言うのは珍しい。

 
9日は台風が心配されたが午前の便だったので、問題なく帰ってこられました。午後の便は欠航になった。よほど日頃の行いが良いのだろうか?

  1日目にまっすぐ陽瀑待避所ヤンバクテピソまで行けば次の日は7時間ほどの歩きだし、
 KハイキングクラブのCランクの方でも十分登れる山だと思います。
 もう少し大人数で、また登って見たい。

 



            
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